【アンケート企画】あなたの心に残る競馬の“名シーン”を教えてください!

2021/10/06

カテゴリ:馬のはなし / 色々なはなし / Pacallaオリジナル

こんにちは!Pacalla編集部です!

『競馬はロマン』『競馬にはドラマがある』とはよく言いますが、実のところ競馬ファンの心に残ったシーンというのは、いったいどんな場面なのでしょうか?

Pacalla読者の皆さんを中心に『あなたの好きな競馬の名シーンは?』というアンケート調査を行ったところ、たくさん競馬の名シーンが集まりました!

今回はその中から、多くの票が集まった名シーンや、皆さんのオンリーワンの名シーンをご紹介します。

 

何度見ても手に汗握る!伝説の対決

競馬の魅力のひとつ、ライバル対決!
まずは複数の方から声が挙がった『名勝負』にまるわる名シーンをご紹介!

 

◆1996年 阪神大賞典 マヤノトップガンVSナリタブライアン

どちらもブライアンズタイム産駒で、JRA賞年度代表馬でもある2頭が一騎打ち! ナリタブライアンは前々年に三冠を達成したスターホースでありながら、前年の阪神大賞典を制した後に右股関節炎の影響で復帰後のレースも精彩を欠いており、このレースで復活を望むファンの多くが見守っていた。

▼アンケートコメント

『マヤノトップガンとナリタブライアンの死闘を演じた阪神大賞典。あのレースは今まで見た事なかったし今もないくらい凄まじい叩き合い』他

 

◆1998年毎日王冠 サイレンススズカVSエルコンドルパサーVSグラスワンダー

序盤からハイペースで飛ばしながら、後半さらに突き放すという型破りの走りで、この年5連勝していたサイレンススズカの出走。前年の朝日杯3歳Sを無敗のまま3歳レコードで圧勝したが、ケガで休養していたグラスワンダーの復帰。NHKマイルカップを圧勝し、グラスワンダーより能力が高いと言われたエルコンドルパサー。この3頭の豪華対決により非常に注目された。

▼アンケートコメント

『サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーが戦った毎日王冠は、日本競馬のレベルを上げた』

『1998年毎日王冠のサイレンススズカ。異常なハイペース逃げから、追い縋るエルコンドルパサー、グラスワンダーを押さえての完勝は、史上最強馬を予感させた』

 

◆1999年有馬記念 スペシャルウィークVSグラスワンダー

両馬が宝塚記念で対戦した際は、グラスワンダーの完勝であった。しかし、その後スペシャルウィークが後方待機に脚質転換したため、2頭の位置取りは宝塚記念と逆になるであろうことが予想されており、2頭の対決に注目が集まった。グラスワンダーがスペシャルウィークの猛追を抑え、史上3頭目の有馬記念連覇を果たしたレース。

▼アンケートコメント

『スペシャルウィークの引退レースで、ライバルのグラスワンダーとの最後の一騎打ちで鳥肌がたちました。レース後写真判定の間に武豊ジョッキーがウイニングランをしていたのを覚えています。2頭とも種牡馬でも成功し、同時期に名馬の最高のレースが見れて良かったです。そして3着には翌年無敗で走り切ったテイエムオペラオーが入るというドラマティックなレースでした』他

 

◆2017年 中山大障害 オジュウチョウサンVSアップトゥデイト

平場のレースにおける名シーンを挙げる人が多い中、障害レースからも名対決が。最強ジャンパーが決まる本レース。前々年の最優秀障害馬で2番人気のアップトゥデイトが大逃げ。10馬身以上離されたオジュウチョウサンは、最終周回で徐々にスパートし差を詰める。他を大きく引き離した2頭のマッチレースは胸熱であった。

▼アンケートコメント

『すべてが最高の勝負だったと思います。障害レースは競走中止が怖いけれど、ここでしか見れない名勝負がたくさんありますね』

 

女性票多数?可憐なる牝馬の名シーン

先ほどご紹介したウオッカVSダイワスカーレットの対決の他にも、牝馬にまつわるエピソードを挙げてくれた方々が。心なしか女性票が多めの結果でした!

◆2007年 日本ダービー ウオッカによる牝馬64年ぶり制覇

並みいる強豪、そして牡馬の中、ただ1頭の牝馬であったウオッカが圧倒的なパフォーマンスを示して優勝した2007年の日本ダービー! 牝馬による日本ダービー制覇は史上3頭目で戦後初。実に64年ぶりの偉業達成であった。

▼アンケートコメント

『ウオッカのダービー、府中のラスト3ハロン 現地に行って見ていました。当時の私のような歴の浅い人間には、ウオッカは牝馬でダービーに挑戦してるけど、多分勝てないだろう馬でした。フサイチホウオウとか、そちらの馬券を買っていたような気がします。友人とゴール版の前で、すし詰め状態で発走を待ってました。 覚えているのは最後の瞬間、他とは違う足で伸びてきたとき、私はウオッカだけがスローモーションのように見えていました。一頭だけしか見ることができず、ウオッカは輝いてるように見え、私の世界から音も消えていました。 ゴール版を通過した後も、周りの興奮も凄すぎて、私と友人は周りの人に抱き着かれて、訳も分からずもみくちゃにされていました。 その日の帰り道、自分が体験したのが何だったのか、今日が今後の自分にとってどんな日になるのだろうか考えていた覚えがあります。 あれからずっと、競馬を続けています』

 

◆2018年 ジャパンカップ アーモンドアイのコースレコード

牝馬三冠を成し遂げたものの、古馬とは初対決であったアーモンドアイ。直線で真後ろにいたスワーヴリチャードを一瞬で突き放し、粘るキセキもアッサリ交わす。コースレコードを1.5秒も更新する驚異的タイム『2分20秒6』で名実ともに日本最強馬となった。また本レースとあわせて2020年のジャパンカップ、アーモンドアイの引退レースを名シーンとして挙げてくれる人も!

▼アンケートコメント

『アーモンドアイ引退レース、そして両無敗三冠馬参戦のJC!こんなすごいレースが行われた時に競馬ファンでいられて本当に嬉しかった。アイちゃん強かった。正真正銘の女王だった』

『時計が壊れたのかと一瞬目を疑ったし、今一番(当時)かっこいい女子だ!と思った』他

 

推し馬の引退はやっぱり泣ける…引退レース&引退式

次にご紹介するのは、皆さんの推し馬の引退にまつわる名シーン!
やっぱり自分がずっと応援してきた馬の引退は泣けるもの…今回のアンケートで一番票が集まった名シーンも引退にまつわるものでした。

◆1990年 有馬記念 オグリキャップ引退レース

1990年、オグリキャップは安田記念を勝ったものの連敗や大敗が続いており、『オグリキャップは終わった』などと言われていた。引退レースとなった有馬記念。鞍上の武豊が「しっかりせえ。お前、自分を誰やと思っとんねん。オグリキャップやで」と同馬を鼓舞し、見事ラストランで復活優勝を果たしたのはあまりにも有名。

▼アンケートコメント

『大好きなオグリキャップを見ようと、初めて中山競馬場まで行った、感動のレース。その時競馬場にいた方々の気持ちが1つになったと感じた。泣いた』

 

◆1994年 トウカイテイオー引退式

1994年10月23日に東京競馬場で行われたトウカイテイオーの引退式。この日、同競馬場では重賞レースがないにも関わらず、入場者数は10万人を超えたという。引退式で騎乗したのは田原成貴騎手。(ちなみにトウカイテイオーの現役レースでは、引退式の他、1992年のジャパンカップにも票が入りました!)

▼アンケートコメント

 『安田元騎手にファンから『ダービージョッキー』って声掛けがあったり、テイオーに騎乗した騎手3人揃ったシーンも、テイオーコールが起きたラストランも、ウィーナーズサークルがすし詰めで柵に押し付けられたけれど、秋晴れでテイオーの馬体もピカピカでした!』他

 

◆2013年 有馬記念 オルフェーヴル引退レース

2011年の三冠馬オルフェーヴルは、2013年の凱旋門賞で2着に敗れ、有馬記念を最後に引退することを表明。2年連続でファン投票1位に選出され、有馬記念に出走してきた同馬。ラストランにも関わらず8馬身差をつけて圧勝し、有終の美を飾った『激情の三冠馬』。

▼アンケートコメント

『これがラストランなの?!という強さだった。後ろに弟のゴールドシップがいるのも今思えばなんかグッとくる!』他

 

◆2015年 ゴールドシップ引退式

今回のアンケートで、実は一番多くの声があがった名シーンがこちら。2015年の有馬記念後に行われたゴールドシップの引退式。担当厩務員はコメントをするために引退式では馬を引かない場合も多いが『ゴールドシップは今浪厩務員しか引けない』ということで、今浪厩務員が引く形に。しかし、その男泣きは競馬ファンの涙を誘った。(筆者も現地で涙しました…!!)

▼アンケートコメント

『ゴールドシップの引退式の今浪さんの涙。私も涙でしたが、一番身近な今浪さんの涙が全てを物語っていたので、さらに涙しました』

『ゴールドシップ(引退式) 別れを理解しているシップの表情。あんなシップは初めて見ました。こちらも涙が止まらなくなった。シップの魅力全てを余すことなく見せてくれた、あたたかく最高の引退式でした』 

『今浪厩務員さんと話をするかのように嫌がったり、後ずさったりするシップがホントに可愛かった。 口取り写真でファンから笑い声が起きるのも珍しい!』他

 

 

その他、オンリーワンの名シーンを一挙公開!

最後は、多くの票は集まらなかったけれど、読者の皆さん一人一人の心の中に残っている名シーン。
皆さんのコメントを公開します!

『ヴィクトワールピサのドバイワールドカップ オールウェザーだろうがなんだろうが、世界最高峰の競馬を日本馬が制したことに変わりはない。泣いた』

 『98年金鯱賞 ライブ映像ではないですが、サイレンススズカにハマって知ったレースです。あまりの大差に衝撃を受けました。最後の直線なのに3000Mの1週目の逃げを見ているような気分になります』

 『2012年天皇賞 Mデムーロの勝利後、下馬して陛下に敬意を表したシーン。下馬NGだが、陛下に礼を尽くした姿は、騎士の家系を持つミルコならでは』

『ゴールドシップの天皇賞 メジロの血をひくゴールドシップが メジロ牧場と縁がある横山騎手で勝った。 天国の北野豊吉さんミヤさん喜んでいると思いました』

『サイレンススズカの天皇賞秋。好きというか悲しいシーンですが、豊さんを守るように外に外れていく姿は忘れられない』

『2001年香港ヴァーズのステイゴールド。7歳の引退レースでついにG1初制覇。勝ち方も鮮やかな差し切り。感動的なレースだった』

『レガシーワールド!返し馬が出来なくて、一頭だけひかれて歩いて、待機場所の輪乗りにも入らず、ひかれたままキョトンと止まってる姿がすごく好きでした』

『ジョッキーマスターズ。イベント自体も感動したが、馬券も売らない最終レース後にあれだけのひとが集まったことにびっくりした。馬券が売れない時期だっただけに余計新鮮だった』

『杉本アナの私の夢はサイレンススズカです。競馬ファンの気持ちを代弁してくれました』

『メジロオードリーの新馬戦 初めてドーベルの子供の勝利を目の前で見れたから』

『2014年のトーホウジャッカルが勝った第75回菊花賞です。たまたまSNSで見掛けた助手さんの日記で、入厩から知り、応援していて、現地観戦して、淀の最後の直線で先頭に立った辺りから、叫びまくっていました』

『ユーバーレーベンのオークス勝利。そこまでなかなか勝てなかったレーベンちゃんが、本番のオークスで勝って、その時は興奮と感動で手の震えが止まらなかったです』

『2007年エリザベス女王杯のスイープトウショウのパドック。担当の鎌田さんが、スイープを引きながら、みんなにお礼をしているように、頭を下げながらパドックを歩いていた。これで競馬場で見るスイープと鎌田さんコンビは最後なんだと感無量に』

『ファニたん(※リアルダビスタのファニーフラッシュ)の初勝利レース!
なんというか色んな意味で伝説作ってしまったけどとにかく一生推してる大大だーいすきな子が初めて勝った時の嬉しさは別格だった!見届けたその後は嬉しすぎてしばらくの間放心状態だった。正直1で挙げたレースよりとてもよく覚えてる』

『オルフェの阪神大賞典、故障かと思わせての、最後尾から2着まで来た脚には度肝を抜かれました』

 『まだ記憶に新しい、2021年のヨカヨカが勝った第56回北九州記念です。斤量や枠順や馬場や展開など条件が揃ったとはいえ、九州の熊本産馬が、宮崎の育成牧場で育ち、鹿児島出身の幸英明騎手が、小倉の北九州記念で、熊本産馬初のJRA重賞を制した快挙に、痺れました』

 『ゴールドシップ(凱旋門賞入場シーン) いつもどおりの我が道を行く堂々とした姿。日本での人気者アピールを忘れない愛らしい姿。これぞゴールドシップ!!を海外でも見せてくれました』

 


 

いかがでしたか?

十人十色の様々なエピソードが飛び出した今回のアンケート。
すべての名シーン、コメントを掲載しきれなかったのが、とても心苦しいですが、多くの方にアンケートにお答えいただくことができ、とても嬉しく思っています。
皆さん、本当にありがとうございました!

Pacallaでは、今後も読者アンケート企画を開催したいと思っておりますので、次回のご回答もどうぞよろしくお願いいたします。

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