ピカピカ!ツヤツヤ!馬の手入れ道具まとめ
2019/03/20
カテゴリ:馬のはなし / 色々なはなし / Pacallaオリジナル
こんにちは。Pacalla編集部です。
競馬ファンの皆さんはきっと、馬を見たときに『美しいなぁ』と思ったこと、一度や二度ではないのでは?本当にため息の出る美しさですよね!
馬そのものの美しさはもちろんですが、それをより際立たせるためには、日々お手入れも大切。また美しさを保つ目的だけでなく、馬の健康維持の観点からもお手入れは非常に重要だと考えられます。そんなわけで、今回は『馬のお手入れ道具』を牧場の方にいくつか見せていただきました!
(1)鉄爪(てっぴ)
鉄爪は蹄のお手入れに使用します。金属部分で馬の蹄の裏に詰まった藁、おがくず、泥、石、汚物などを掻き出し、蹄の側面やごみを取り除いた蹄の裏をブラシ部分できれいにします。
こちらはちょっと変わったオシャレ鉄爪!
(2)ゴムブラシ
ゴムブラシを使用して、毛並みに逆らって円を描くようにブラッシングし、毛の奥の方に隠れた汚れを掻き出します。また適度に力を入れることで、マッサージ効果も期待できるそう。
(3)根ブラシ
馬体の表面についたおがくずなどを払い落とすために使います。掃除ブラシのような少し硬めのブラシのため、毛の表面に使うことを意識し、馬の皮膚には当たらないように気をつけて使います。
(4)毛ブラシ
毛並みを整え、艶を出すために使う、柔らかいタイプのブラシです。天然毛の場合は馬毛や豚毛が使われるそう。中でも特に柔らかいブラシは顔や横腹など敏感な部分に使うそうです。
(5)金ブラシ
基本的には前述の根ブラシや、毛ブラシに絡まったゴミなどを取り除くために使用するブラシ。馬体に使用することはほとんどありませんが、毛について落ちないガンコな汚れを取り除く場合に、稀に使用することがあります。その際は馬の皮膚を傷つけないように注意します。
(6)プラスチックブラシ
毛についた泥などを落とすときに使うために作られた、プラスチックでできたブラシです。そのほかの用途として、牧場では人間が髪の毛を梳かすブラシのように、尾やたてがみを梳かすのにも利用されているそうです。
ちなみに人間と同じような櫛で前髪などを梳かすことも
(7)セリ用グローブ
牧場が馬をセリに出すときに毛ヅヤをよくしたり、フケを取ったりするグローブ。普段は使いませんが、ここ一番!というときに登場するとっておきの手入れ道具です。Pacallaの動画チャンネルで以前公開した『生産者のセリにかける想い』の動画にも登場しているので是非チェックしてみてください!
いかがでしたか?
馬の健康や美しさを保つために、たくさんの道具を使い分けてお手入れされているんですね!
今回紹介できなかった道具についても、機会があればまたご紹介したいと思います。お楽しみに!