【動画あり】道端でばったり馬に会える? 宮崎県都井岬の御崎馬
2018/04/19
カテゴリ:馬のはなし / Pacallaオリジナル
読者の皆さん、こんにちはPacalla編集部です。
数か月前に、『野生の馬はすでに絶滅している』という研究結果が発表されたのはご存知ですか?
Yahoo!ニュースにも取り上げられ、馬クラスタ以外の世間も(?)ざわついていたので、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
野生の馬はもう見ることができないのか…なんて残念な気持ちになった人もいるかもしれませんが、日本でも「野生環境で生きている馬」なら見ることはできるので、元気を出しましょう!
場所は宮崎県の都井岬。
日本在来馬の一種で、天然記念物にも指定されている「御崎馬(みさきうま)」という馬です。
体高は130cmほどと小さく、ポニーに分類される御崎馬。
しかし、300年以上もの間、人がほとんど管理をしない環境下で生活し、繁殖も自然にまかせてきたため、粗食に耐えることができ、斜面が多い環境にも順応した丈夫な体を持つ馬になったのだそうです。
また、毛色は鹿毛と青毛がほとんどで、栗毛などの馬は希少とのこと。
御崎馬は、現在も野生環境で暮らしており、1頭の牡馬と数頭の牝馬、そして仔馬たちから成る群れで生活しています。最も仔馬が多く生まれるシーズンは4~5月なので、この時期に都井岬を訪れると、御崎馬の親子にばったり会えるかもしれませんよ!
▲御崎馬の親子:ひたすら草を食べています
また、『都井岬ビジターセンター うまの館』では御崎馬と周辺に生息する動植物の野外ガイドを行ったり、馬糞で作るハガキ制作を体験したりといろいろな体験プランがあるそうです。
ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?(ちなみにハガキ制作は臭くないとのこと!!)
※御崎馬は人間の近くまで寄ってくることがありますが、危険ですので一定の距離を保って静かに観察してください。
(動画提供:矢野剛美)