悲願成就なるか! – 凱旋門賞と日本競馬の歴史 –

2017/09/08

カテゴリ:色々なはなし / Pacallaオリジナル

みなさんこんにちは!Pacalla編集部です。

今週末はいよいよフォア賞ですね!

フランスのGⅡフォア賞に日本からサトノダイヤモンドとサトノノブレスの2頭が出走します。

このレースは凱旋門賞と全く同じ舞台、コース、距離で行われるため、
凱旋門賞の前哨戦として有名です。

もう一つ有名な前哨戦としてはニエル賞。
こちらも凱旋門賞と同じ舞台です。

  • ニエル賞→3歳馬のみ
  • フォア賞→古馬(4歳馬以上)のみ

ニエル賞では昨年のマカヒキが記憶にあたらしいですね。

 

最近では日本の競走馬が毎年のように参戦している「凱旋門賞」。
なぜここまでこのレースにこだわるのか。
もしかしたらご存じない方のために、簡単にご説明します!

 

凱旋門賞の歴史

そもそも凱旋門賞とはどういったレースなのか。

ヨーロッパのみならず世界中のホースマンが英国ダービーやケンタッキーダービーと並び憧れ、勝利を目標とする世界最高峰の競走の1つとして知られている。

引用:wikipedia

フランスのGⅠレースで、世界最高峰のレースとして有名な本レース。

歴史は古く、まもなく100年を迎えるほどです。

当時、イギリスでもキングジョージ6世Sが発足し、
開催日が同じ日程だったため、世界の強豪馬の奪い合いが起こりました。

凱旋門賞の主催者は、賞金額を跳ね上げることで各国の強豪馬を募ることに成功します。

キングジョージ6世Sはその後夏開催に移動し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと名称を変更。
このレースも世界最高峰のレースとして有名です。

一足早く世界の強豪馬を集めることに成功した凱旋門賞。
特に競馬が盛んなヨーロッパということもあり、
当代の各ダービー馬や第一線級の馬が続々と集合します。

そんな盛り上がりが続き、長い歴史の背景も相まって、いつしか

凱旋門賞馬 = 世界No1

といっても過言ではない風潮が出来ていくのです。

凱旋門賞はヨーロッパ以外の国の馬が勝ったことがありません。 

日本のみならず、世界各国の競馬界が凱旋門賞での勝利を欲しているのが現況です。

 

 

日本馬の挑戦

なぜ凱旋門賞が話題にあがると「悲願」とよく言われるのか。
ダービーを勝利するたびに「次は凱旋門賞か?」と騒がれるのはなぜなのか。

そこには日本馬による挑戦の歴史があります。

これまでの日本馬の挑戦したレースの数はのべ14回(挑戦頭数は18頭)。

長らく挑戦を繰り返している海外遠征は他にもありますが、
優勝経験の無いレースの代名詞と言えばやはり凱旋門賞。

出走してきた馬はどれも日本を代表する名馬たち。
それでも勝てないのがこの凱旋門賞。

初めての挑戦となった1969年のスピードシンボリ以来50年近く経っています。
もほやこれを悲願と言わず、何を悲願と言うのか。

スピードシンボリに始まった凱旋門賞への日本馬の挑戦。
スピードシンボリ(1969年  11着以下)、
メジロムサシ(1972年 18着)、
シリウスシンボリ(1986年 14着)

と最初の3度の挑戦はいずれも大きな壁に阻まれました。

 

しかし4度目の挑戦となる1999年、衝撃が走ります。

エルコンドルパサー 2着

超惜しい。。
最後の最後差されてしまいましたが、非常に惜しいレースでした。。

このエルコンドルパサーの健闘以降、日本馬の参戦が増えます。
そして2006年には、史上最強馬とも言われるディープインパクトが参戦。

正直勝つと思ってました。ディープが負けるのは考えられなかったです。。

 

2010年にはナカヤマフェスタが2着。

ナカヤマフェスタ 2010年

ラストの直線でのワークフォース(1着馬)との叩き合いは凄かったです。
エルコンドルパサー同様に勝っていてもおかしくなかった…T^T

 

そしてオルフェーブルの参戦へと続きます。
オルフェーブルは2012年、2013年と2年連続の2着と大健闘。

特に2012年のレースは最後の200Mの時点では絶対勝ったと思いました。

オルフェーブル 2012年

勝ったと思いますよね。。
生中継をTVで放送していたのですが、「やっぱオルフェ強いわ〜」と言ったのを覚えてます。
最後の最後にまさか差し返されるとは。。。。

 

そして2017年、今年はサトノダイヤモンドとサトノノブレスの同門2頭が出走します。
日本競馬界のみならず、日本国民の夢を背負って走る2頭を是非応援しましょう!

10/1(日) の23時頃だと思います!
きっと民放でも放送されると思います!続報待ち 

 

 

最後に

稀代の名馬や、三冠馬でも成し得ていないこの凱旋門賞での勝利。
もはや日本競馬としては優勝するまで止められませんね!意地ですね!

そろそろ日本馬が勝利しても良いと思います。

そうなると、今度はまた別の勝っていない大レースに目が向くかもしれませんが^^;

それも良いですが、国内のGⅠレースにも出て欲しい!
やはり天皇賞(春)でのキタサンブラックとサトノダイヤモンドの対決は大変注目が集まりました。

強い馬が海外に挑戦するのも良いですが、
やはり国内のレースを盛り上げるのも大事だと思います。

サトノダイヤモンドVSキタサンブラックの秋古馬三冠シリーズは見てみたいものでした。

それもこれも凱旋門賞勝ってないからだと思いたい!
だからこそ!
かつて挑戦してきた日本馬、日本競馬界、そして日本国民の期待を背負って、
そして国内競馬を盛り上げるためにも!
サトノダイヤモンド&サトノノブレスよ、優勝してくれい!

    記事をシェアする

    コメントを書く

    pagetop