横浜赤レンガ倉庫に馬! 国内最大級ホースイベント“ホースメッセ”へ

2019/01/25

カテゴリ:馬のはなし / 色々なはなし / Pacallaオリジナル

こんにちは!Pacalla編集部です。

先日2019年1月17日~21日の5日間、横浜赤レンガ倉庫で『第3回 HORSE MESSE』が開催されました。
本イベントは馬具・乗馬用品の輸入・卸販売を手掛ける株式会社エクイマーケット主催のもと、「馬が好きな人たちが集い 楽しむ場をつくりたい」という想いを持った多くの企業、団体などの協力を得て運営され、今年で3回目を迎える国内最大級のホースイベントです。

今回Pacalla編集部は開催3日目の1月19日(土)に会場へお邪魔し、ホースメッセの空気を思う存分に感じてきました!

 

 馬に関する情報・芸術展示、物販を行う第1会場

編集部が最初に訪れたのは横浜赤レンガ倉庫の1号館。
馬場の設計や設備工事のパイオニアOTTO Sportsの展示や、引退した競走馬をリトレーニングし福島県で毎年行われているお祭り『相馬野馬追』の騎馬に転用する地域復興プロジェクトなどの情報展示。開催期間中に実物大の馬の絵を鉛筆のみで描き上げるという画家・長瀬智之氏によるライブドローイングが行われていました。

そのほかライダーにはたまらない物販コーナーには馬具や乗馬用品だけでなく、かわいらしい馬モチーフのバッグやぬいぐるみなどのグッズ、そしてPacallaで以前に工房を取材させていただいたソメスサドルの落馬防止鞍も、この日は製品としてお客様の前に並ぶ姿を目にすることができました。

またこの日最後の第1会場での催しとして、出店社の協力、提供商品によるチャリティオークションも開催。アート作品のほかには社台スタリオンステーション提供の種牡馬ハービンジャーがつけていた頭絡なども出品されていました。オークションの売上金は、公益財団法人馬事文化財団を通じて在来馬保護基金へと充てられます。

第3回ホースメッセ情報展示コーナーの様子。多様な馬関連の企業・団体が情報展示や出店を行っていました

ライブドローイング(長瀬智之氏)は鉛筆だけで仕上げられたとは思えない圧巻の再現度

第3回ホースメッセおしゃれな馬モチーフのバッグやPacallaで工房を取材させていただいたソメスサドルの落馬防止鞍も

第3回ホースメッセチャリティオークション会場にはハービンジャーの頭絡を発見

 

バラエティに富んだラインアップの講演会を実施する第2会場

場所を移して、横浜ワールドポーターズへ。こちらの第2会場では座学を中心とした講演会が多く開催されていました。
この日行われていたのは、ホースクリニシャン・宮田朋典氏による『ホースコミュニケーション講座』、直子ウィンザー氏・西村早苗氏・萩原聖子氏による『馬のための自然療法』、菊池茂勝氏・上村鮎子氏による『流鏑馬クリニックin横浜』、スザンヌ・フォン・ディッツェ女史による『スザンヌ女史 ホースメッセ特別セミナー』といったバラエティに富んだラインアップ。
受講者の皆さんも真剣に取り組んでおり、講師の皆さんも受講者からの質問に一つひとつ丁寧に向き合う姿が印象的でした。

第3回ホースメッセ『馬のための自然療法』講演中の様子

第3回ホースメッセ『流鏑馬クリニックin横浜』講演中の様子

 

赤レンガパークに本物の馬が!乗馬未経験者も楽しめる第3会場

そして最後にご紹介するのは、赤レンガパークに設置された特設馬場エリア。この第3会場では、開催3回目にして初の『実馬』を用いたイベントが実現しました。

乗馬未経験者でも楽しむことができる公益財団法人馬事文化財団・馬の博物館の協力による『体験乗馬』『ポニーふれあい』またJRAプレゼンツ『トリックホースショー』や、ライダー向けに国内外の有名講師による実馬を用いた有料デモンストレーション講座などが行われていました。
特設馬場での催しは1月20日までの4日間でしたが、トリックホースショーは毎日来ても楽しめるよう、なんと日ごとに披露する技を変えていたそう!

第3回ホースメッセ体験乗馬ではPacallaでもおなじみ!馬の博物館の馬たちが大活躍!

第3回ホースメッセトリックホースショーでは人と馬の息の合った演技を観ることができました

 


 

今回、初めて実馬を用いての開催ということで、当日までに乗り越えなければならない壁も多々あったことは想像に難くありません。
ですが、このような素敵な馬場が用意され、会場を訪れた人が『本物の馬に触れることができる』ようになったのは、馬事文化の普及を語る上で非常に大きなことであると思います。

また欧米などに比べて乗馬人口が少ないといわれている日本ですが、この5日間は『馬事文化を盛り上げよう!』という、日本中のエネルギーが横浜に集まっているのをPacalla編集部も肌で感じることができました。このような催しが、来年も再来年もずっと続いていくことを願っています。

皆さんも、来年の開催時にはぜひ足を運んで、実際にこの“熱”を感じてみてくださいね!

    記事をシェアする

    pagetop