1934年12月5日 第一回 中山大障害 開催

2018/12/05

カテゴリ:色々なはなし / Pacallaオリジナル

12月5日プレイバック

今からちょうど84年前の1934年の今日は、
有馬記念に並ぶ冬の中山の名物レース中山大障害初開催の日でした!

現役にして史上最強の障害馬と言われるオジュウチョウサンが今年は有馬記念に向かう可能性が高いため、
昨年に比べると少し注目度が下がっているかもしれませんが、日本が誇る障害の大レースは見応え抜群です。

 

 

中山大障害

中山大障害は、「東京優駿(ダービー)に匹敵するようなレースを中山でも!」
という目的から創設された障害レースです。

創設から84年が経っている歴史のあるレースです。
同時期の中山のレースといえばもちろん有馬記念ですが、有馬記念の創設は1956年ですから、中山大障害がいかに長い歴史かが分かります。

グレードはJ・GⅠ(障害レースのGⅠ) で、毎年暮れの時期に行われるレースということもあり、障害レースの総決算的な位置づけのレースになっています。
障害レースのGⅠは春に行われる「中山グランドジャンプ」と「中山大障害」の2レースのみです。
中山大障害は国内の障害レースでも最も難度の高い障害レースになっています。

中山大障害は総距離4100M。
現行は3歳以上(サラ系障害馬)が出走可能です。
1着の賞金は6500万円。

 

元々は春と秋(冬)の2回開催だった

初開催となった1934年は12月の一回開催でしたが、翌1935年からは年に2回開催になりました。
春は概ね4月開催(年によって5月や6月開催もありました)
秋(冬)は概ね12月開催(年によっては10月や11月開催もありました)

長らく年2回開催が定着していましたが、1999年に障害競走へグレード制が導入されたタイミングで春の中山大障害を廃止し、新たに制定されたのが前述したもうひとつの障害GⅠ「中山グランドジャンプ」です。

1999年から開催されている中山グランドジャンプは今年でちょうど20回目でした。

 

 

障害レースの見どころ

障害レースはTV中継されることも少ないため、なかなかレースを見る機会が少ないのですが、
見たこと無い方は是非一度見て頂きたいです!

過去記事ですが、障害レースの魅力を書いた記事がありますので是非こちらもご覧ください。
【踏み切ってジャンプぅ】障害レースの魅力

 

記事でも書いてますが、山本アナの「踏み切って、ジャンプぅ〜!」はヤミツキ度120%です。

 

実況も魅力の一つですが、上で紹介した記事のときにはまだなかった名レースをひとつご紹介します。
昨年2017年の中山大障害です。

最近障害から平地への挑戦で注目されているオジュウチョウサンはここ数年、障害の絶対王者として君臨しています。
昨年のオジュウチョウサンは中山グランドジャンプを2016年、2017年で連覇中、前年2016年の中山大障害も制しており、まさに向かうところ敵なし状態でした。

一方、ライバルと言われるアップトゥデイトも2015年の中山グランドジャンプと中山大障害を制しており、当時の絶対王者でした。

この2頭がしのぎを削った名勝負を是非ご覧頂きたいです。

過去に何度かオジュウチョウサンに負けていたアップトゥデイトが大逃げをうちます。
途中かなりの差が開きますが、後半になり徐々に近づいてくるオジュウチョウサン。
最後の直線の叩き合いは熱くなれること間違いなしです。

 

 

2018年の開催

今年も有馬記念前日の12/22(土)に開催されます!場所はもちろん中山競馬場。

昨年のレースは本当に胸が熱くなりワクワクしました!
日本の暮れは有馬記念だけじゃない、中山大障害も是非この機会に現地で楽しみましょう。

今年も昨年のような歴史に残る名勝負を期待してしばし待ちたいと思います!

 

 

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