競馬関係者もファンも一緒に! 船橋競馬場クリーン大作戦
2018/11/15
カテゴリ:色々なはなし / 人のはなし / Pacallaオリジナル
こんにちは!Pacalla編集部です。
皆さんは、競馬場周辺の雰囲気にどんなイメージをお持ちでしょうか?
タバコの吸い殻やゴミが落ちているなど、ちょっと汚い印象を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、Pacalla編集部が船橋競馬場の周囲を歩いてみると、とってもゴミが少ない!
実はコレ、船橋競馬場には30回以上も続いている『クリーン大作戦』というプロジェクトの成果だったのです…!
今回は、その『クリーン大作戦』の立役者であり、船橋競馬場・齊藤敏厩舎で調教師補佐を務める大津剛さんにお話を伺いました。
船橋競馬場 クリーン大作戦とは?
ハートビートナイター後のクリーン大作戦の様子
船橋競馬場クリーン大作戦は、船橋競馬場でナイター競馬『ハートビートナイター』の開催と同時に始まった競馬場周辺のゴミ拾いプロジェクト。
競馬関係者とファンの皆さんが一緒に活動をしているのがクリーン大作戦の特徴です。
「船橋競馬場にとって、待望のナイター競馬が開催されることになり、有志の集まりの話し合い(通称お茶会)のなかで、何か自分たちでも船橋競馬を盛り上げることはできないだろうか?と試行錯誤をしていました。
そんな時、地方競馬を熱心に応援していただいているファンの方からお掃除の提案をいただいたんです。
開始当初は『なんでそんなことやるの?』『だれも来ないでしょ…』と周囲からは散々な言われようでしたが(笑)、周辺のお店の方々や道行く方々に『ありがとう』や『競馬場の人がやってくれてるの?』などのお声をかけていただくこともあり、続けることができました。
そのうちにナイター開催の際は毎回20~30名、昼間開催の際には最大60名までご参加いただいたくこともあるプロジェクトになりました」(大津さん)
回を重ねるごとに、大きく成長している船橋競馬場『クリーン大作戦』。
2018年10月には参加者のべ人数が1000人を超えるほどになりました。
また、現在では遠方から参加や、クリーン大作戦の参加のためだけに足を運んでくれる方もいらっしゃるそうです。
Pacalla編集部、クリーン大作戦に参加!
お揃いのPOST9ジャンパー
Pacalla編集部も実際に参加してみよう!ということで、11月7日(水)に開催されたクリーン大作戦に参加させていただきました。
参加者は『POST9』と書かれたお揃いのジャンパーを着てゴミ拾いへ。
張り切ってスタートしましたが、想像していたよりも船橋競馬場の周辺はずっとキレイです。
空き缶やタバコがちらほら見られましたが、馬券やマークシートなどのゴミはほぼありません。
(以前はたくさんあったそう!)
引き続きゴミを探していると、自らもゴミ拾いに参加していた千葉県馬主会事務局長を務める宇都和人さんからこんなお話を聞くことができました。
「3年半前、クリーン大作戦がはじまったばかりの頃は、すごくゴミが多かったんです。
でもこの活動を重ねていくことによって、皆さんマナーへの意識が変わってきたんでしょうね。
今ではだいぶゴミが減っています。
それから、今着ていらっしゃるPOST9のジャンパー、この意味はご存じですか?
実はこれ、船橋競馬のゲート枠の数に由来しているんです。
船橋の枠は最大で8。私たちが9枠目になろうじゃないかということでPOST9、
色も枠に使われていない9色目の紫を選んでいるんですよ」(宇都さん)
自らもゴミ拾いに参加する宇都さん(千葉県馬主会事務局長)
ゴミを探すPacalla編集部
集まったゴミ
この日は、ゴミ袋1.5個分ほどのゴミが集まりました。
宇都さん、大津さんのお話によると今後は今まで掃除をしていなかったエリアのゴミ拾いについても検討されているそう。
参加人数が増えたことによる説明不足、配慮不足が運営側の今後の課題とのことですが、ゴミ拾い終了後はゼッケンをかけたジャンケン大会も行われ、参加者の皆さんはとても盛り上がっていました。
ジャンケン大会の様子
競馬関係者とファンの一体感も魅力
いかがでしたか?
実際にクリーン大作戦に参加してみて、競馬関係者と競馬ファンの皆さんと距離がとても近く、一体感があるところも単なるゴミ拾いではない『クリーン大作戦』の魅力だと感じました。
クリーン大作戦はハートビートナイター開催の際には毎回行われているそうです。
船橋競馬場にお越しの際には、ぜひ参加してみてくださいね!
終了後には全員で記念写真も!