競馬場を彩る誘導馬たち

2017/09/15

カテゴリ:馬のはなし / Pacallaオリジナル

 

みなさんこんにちは。Pacalla編集部です!

今週からは秋のクラシック戦線に向けてのトライアルレースが始まりますね!
一昨年のセントライト記念勝馬キタサンブラックはその後一気にスターダムを駆け上がりました。

今年も秋のトライアルから将来のGⅠホースが生まれることでしょう!

さて今回は華やかなレースを彩る誘導馬たちのお話です。

誘導馬とはパドックから本馬場まで、競走馬が移動する間を先導する馬のことを言います。
折角なので開催中の競馬場の誘導馬もご紹介します!

 

誘導馬とは

誘導馬とは競馬場において、競走馬を誘導する馬です。
競走馬がパドックから本馬場まで移動する間、
先頭と最後尾について移動を促します。

GⅠレースといった大きなレースでは複数頭の誘導馬が登場することもあります。

誘導馬は競走馬だった馬が多いです。(そうではない馬もいます)

かつてGⅠレースを勝った馬もいたりするため、
誘導馬目当てに競馬場に訪れるファンの方も珍しくありません。

 

気性の荒い馬は誘導馬には向いていないため、
穏やかな馬が誘導馬に選出されることが多いそうです。

見た目の華やかさから芦毛馬が選ばれることが多いですね。
珍しい白毛の馬も選ばれることが多いです。

誘導時には衣裳を付けることもあり、鞍上の方と相まった華やかさが印象的です。

 

誘導馬のお仕事

パドックから本馬場への誘導以外にも、
競馬場のイベントに参加したり、パレードに参加したりといった業務があります。

競馬場のスタッフが乗用に使用することもあるため、
誘導以外にも様々な業務を行っているようです。

ジャパンカップのような外国馬が出走するレースのときは、
出走する国の国旗を携えて闊歩することもあります!

 

 

各競馬場の誘導馬ご紹介

JRAの誘導馬紹介が見ていて面白かったのでご紹介です!
各馬のコメント的なのが楽しいです。
 
開催中の中山・阪神の誘導馬たち。(今なら見に行ける誘導馬)
 

誘導馬紹介:中山競馬場

http://jra.jp/facilities/race/nakayama/yuudouba/

やっぱり芦毛が多いですね〜
気になる誘導馬をご紹介!

 

プリサイスマシーン

この馬は中央重賞4勝馬!
2002年に地方でデビューして5連勝したのち、
2003年に中央デビューを果たすと、その年の中日新聞杯(GⅢ)を制覇。

重賞連対率も高く、非常に優秀な成績を残した馬です。
99年セレクトセールでの取引が840万円で中央獲得賞金が4億超えですからすごい孝行馬ですね。

お父さんがマヤノトップガンというのがまた渋くて好きです。

誘導馬デビューから8年。
今もファンの方が会いにきてくれているようです。

 

マイネルチャールズ

こちらも重賞勝馬!

2008年の牡馬クラシックを盛り上げてくれた存在です。

2008年の始動から、京成杯、弥生賞、と重賞を連勝し、
迎えた皐月賞では堂々の1番人気。(3着)

その後もダービー、菊花賞とクラシック全てのレースに参戦。

サラブレッドクラブ・ラフィアンの出資馬ということもあり、
いまだにファンの方が多くいる本馬。

 

ホワイトフリート

こちらもクラブ法人出資馬。
キャロットファームの馬です。(中央3勝しております!)

最後の方は思うように結果が出なかったのか、
障害に出走しておりましたが、無事引退。

昨年から誘導馬デビューしたばかりの新人さんです。

芦毛でかわいい本馬。
今後ますますファンが増えることでしょう!

 

 

誘導馬紹介:阪神競馬場

http://jra.jp/facilities/race/hanshin/yuudouba/

改めて競走馬には個性的なネーミングが多いなと思います。
気になった馬のご紹介です!

 

アドマイヤモナーク

現役時代は中央8勝(うち重賞2勝)という素晴らしい成績。

本馬はダイヤモンドステークス(GⅢ 3400M)勝ち馬。
長距離レースを得意として、3年連続天皇賞(春)に出走しています。

2006年の天皇賞(春)はディープインパクトが不滅と思われたレコード勝ちしたレース。
※今年キタサンブラックによりレコード更新。
あのレースにも肩を並べて出走していた強者です。

「誘導もバリバリしてます。」の言葉通り、
阪神競馬場の誘導馬たちのリーダー格でしょう!

 

ショーグン

この馬は是非直接見に行っていただきたいです!

現役時代に3勝しており、もちろん素晴らしいことなのですが、
特筆すべきは成績ではなく、馬体重

「規格外」とはまさにこの馬のことです。
とにかくデカイデカすぎる!!

平均的なサラブレッドの現役時の馬体重は450~500kgほど。

比べてこの馬のデビュー時の馬体重はなんと、620kg。。。
サラブレッドには420kgほどの馬も珍しくありませんから、
同じレースに出る馬で200kg差が付くというとんでもない状況。

馬格が良いとかそんなレベルではないです。
遠近感狂うレベルです。

そんな規格外の馬体重をお持ちのショーグン様。
2つのJRA記録もお持ちです。

JRA史上最高馬体重勝利馬:626kg
JRA史上最高馬体重出走馬:640kg

これだけ大きいと誘導も立派に見えると思います。

余談ですが、
JRA史上最高馬体重GⅠ勝利馬は、ヒシアケボノ です。(560kg)
こちらも名前に見合ったデカさですね!

あと、競走馬出身ではないのですが、ギアラが非常に気になりますね…

 

その他中央競馬場の誘導馬紹介

その他のJRA競馬場の誘導馬も下記のリンクから、
競馬場をクリックして、右下の誘導馬紹介から見れます。

http://jra.jp/facilities/

 

10月からは京都競馬場が開催されます。
京都競馬場の誘導馬にはGⅠホースの「ビートブラック」がおります。(’12 天皇賞 春)

珍しい白毛の「シロベエ」もいますので10月になったら京都競馬場へ!

 

JRAだけではなく地方競馬でも誘導馬は活躍しています。
地方競馬でも誘導馬目当てに来られるファンの方もいらしゃいます。

ファンだった馬が引退後も活躍してる姿はファンの方には嬉しいと思います。

中央でも地方でも、競馬場を訪れた際は誘導馬にも注目してみてください^^

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