【踏み切ってジャンプぅ】障害レースの魅力
2017/07/04
カテゴリ:馬のはなし / Pacallaオリジナル
みなさんこんにちは!編集部のすもーる青木です。
毎週競馬をみていると、時折「障害競走」を見かけることがあると思います。
私、この前まで障害競走で馬券を買ったことがなかったのですが、
4月にオジュウチョウサンの中山グランドジャンプをたまたま映像で見まして、
その「迫力」と「タフネス」と「ハラハラ感」にすっかり度肝を抜かれた次第でございます…
今まで障害競走を見てこなかったのですが、実は私と同じように障害見たこと無い!
といった競馬ファンもいるかもしれませんので、
今回は障害競走の魅力を障害競走素人がお届けしたいと思います!
障害競走とは?
一般的なレースは平地競走ですが、障害競走はその名の通り様々な障害物をクリアしてゴールを目指すレースです。
馬術のバーを飛び越える競技とは違い、障害物に当たったりしても特に問題はないです。
いかに早く飛び越えてゴール出来るかの勝負です。
そんなレースのメインはもちろん障害物!
レースを彩る障害物のみなさんをご紹介します!
竹柵
その名の通り、竹の柵なわけですが、イメージとしては、
小学校の時に校庭を掃除する時に使った竹ぼうき!あれがたくさん上に向いて並べられてる感じです。
高さは馬のキ甲よりも高いんじゃないかと思います。
人間が飛び越えようとしたら刺さりますね。間違いなく。股間に。
生垣
お金持ちの友達の家の庭にある、角刈りカットのあの緑の植物です。
こっちはまだ股間にやさしい部類と思われます。
みなさんお忘れかもしれませんが、競走馬は素肌です。
水濠
前述の生垣の着地点に水溜まりみたいなものを置いておく障害物です。
人間の障害物競走にも似ているものがありますね。ハードルを飛び越えると水が待っているアレです。
着水してしまうと結構足をもってかれるみたいでして、飛び越えるときは生唾ゴクリです。
飛び越える前は水の位置は目視できないですから、らくらく飛び越えてるのがすごいです。
坂路
パッと見で分かるくらいの急坂だったりします。ゲレンデくらいあります。
オールスター感謝祭の心臓破りの坂くらいあります。
こういった様々な障害物を乗り越えつつ、更にレースの距離自体も平地の感覚からすると長いです。
中山大障害で4100M 、昨年のオジュウチョウサンのタイムが4:45.6です。
障害競走、実は凄い歴史がある競走なんです
1908年に北海道競馬会が新設した子取川競馬場(現:札幌競馬場)において障害競走を創始した。
もう100年以上前から日本では障害競走をやってるみたいです。
障害レースのGⅠ「中山大障害」は、東京優駿の施行2年後、
1934に第一回目のレースが施行されたそうです。
春と冬の年2回の開催で、1999年以降は春開催を「中山グランドジャンプ」としたようですね。
もう今年の冬で140回目の開催…!
春の中山グランドジャンプも合わせると、天皇賞の施行回数より多いんですね…
イギリスでは障害競走の人気も高いようでして、
「グランドナショナル」という世界一過酷な障害レースと言われるレースがあります。
※中山大障害も、グランドナショナルをお手本にしたレースだそうです。
この「グランドナショナル」、距離がなんと7,424M !!
平地からすると考えられないくらいの長さです。
イギリスでは人気が高く、英ダービーの売上も超えるほどの人気だとか。
世界一過酷な障害競走「グランドナショナル」
障害競走の魅力
初めて映像で障害競走を見た時の感想は、
怖かったです。
というのも、落馬が多いんですよね。
障害物を飛び越えるときにどうしても落馬しちゃうことが多いみたいなんです。
平地で落馬はあまり見ないですが、障害だと結構落馬を見かけます。
ジョッキーにとってはかなりリスキーな話で、騎乗手当も平地よりは多いみたいです。
そんな怖さもあるのですが、
いや、だからこそ!
目が離せないんです。
知り合いの方には、障害競走は競馬場に行って見たほうが良いとオススメされてます。
馬場の近くから見ると、映像とは全然違う迫力があるとのことです。
実際の映像をYouTubeから拝借してきました。
春の中山グランドジャンプも優勝したオジュウチョウサン。
障害競走では最近敵なしです。
そして障害競走の実況でおなじみの山本直也アナウンサー
山本アナの「踏み切って、ジャンプぅ〜!」は頭から離れなくなること必至です。
YouTubeで検索するといっぱい出てきますので、是非検索してみてください!
まだ自分自身障害競走を生で見たことがないので、
今年の冬の中山大障害は現地に見に行ってみようと思ってます。