出産・種付けは勿論のこと、今週で受胎確認も無事終了。
長い繁殖シーズンのフィナーレを迎えました。

残念ながら出産のダメージで命を落としてしまった
繁殖牝馬もおり、ここで大活躍するのがウバ（乳母）。
乳母レンタルの専門牧場があり、まさしくウーバーイーツ
のように宅配してくれるシステム。

以前ブログでご紹介したハフリンガー種が乳母に最適と
言われていますが、レンタル料が高く需要も多いため
なかなか出回ってはきません。

当然のことながら重種が主流となり、のしのしと
近付いてくると思わず腰が引けてしまいます。

彼女はまだキャリアが浅く、年齢も若め。初日は乳を
受け入れるまでかなり時間を要していましたが、

今ではご覧のとおり深い絆で結ばれています。

乳母に育てられると馬体がムキムキになる傾向にあり、

この仔は取り上げた段階からオッと思わせる馬でしたが、
より一層好馬体に磨きが掛かってきた印象を受けます。

巨体を揺らしながら走り出すと砂煙が舞い、稀に
キャンターへ移行すると地面が揺れることもあります。

なにやっとんねん。。

砂浴びも実にダイナミックで、、

まるで水族館のオットセイのようです。。

重種の一部は人工授精も行われているようで、同馬も先日
獣医師による処置を終えましたが、受胎率は定かではありません。

今やウーバーは欠かせない存在となっています。