8月の最終日曜日は馬の日だった⁉ ドイツのお祭り『ロスターク』

2020/08/29

カテゴリ:色々なはなし / Pacallaオリジナル

こんにちは!Pacalla編集部です。

8月の最終日曜日、明日は何の日でしょうか? Pacalla読者の皆さんからは「新潟2歳Sの日だよ」「キーンランドCでしょ」なんて声が聞こえてきそうですが……実は、とある国のとある地方では『馬の日』と呼ばれるお祭りが催される日なんです!

※この記事は2020年9月9日に最新情報に更新しています。

 

“馬の日”を意味するお祭り『ロスターク』

 

そのとある地方とは、ドイツのバイエルン地方。ロットアッハ=エーガーンという山間のリゾートで、毎年8月の最終日曜日※に馬の日を意味する『ロスターク(Rosstag)』というお祭りが開催されています。

▲オーストリアとの国境近くで行われるロスターク

 

1968年から始まったこのお祭りは、2018年に50周年を迎えました。バイエルン地方だけでなくチロル地方やオーストリアなどの周辺地域からも地方色豊かな多くの馬車が集まってくるんだそう!なんと集まる馬は200頭を超え、馬車の数は80近いとか。

 【2020.09.09追記】ロスタークはロットアッハ=エーガーンのほかブルッゲンという場所でも行われているそうですが、毎年8月の最終日曜日をロスタークとしているのはロットアッハ=エーガーンで、ブルッゲンで行われるロスタークは3年に1度の催しとなります。また、ロットアッハ=エーガーンのロスタークも2020年は新コロナウイルスの影響で中止となりました。

 

ロットアッハ=エーガーンにあるテーゲルン湖

▲世界でも有数の透明度を誇る湖、テーゲルン湖

 

当日は重種からポニーまで、あらゆる品種の馬たちがロットアッハ=エーガーンにあるテーゲルン湖のほとりから出発し、ブラスバンドの生演奏とともに大規模なパレードを行います。

 

古き良き時代…かつての農民、職人の生活を感じる

 

ロスターク当日の様子① 昔ながらの労働馬の出で立ち

▲ロスターク当日の様子① 昔ながらの労働馬といった出で立ち

 

馬車を曳く馬たちは、昔ながらの労働馬といった素朴な出で立ちのものから、きらびやかにめかしこんでいるものまでさまざまです。馬車にも多くの種類があり、2頭立てまたは4頭立ての四輪馬車・1頭立てのばね付き二輪馬車・10頭の馬に曳かせる山車などが、何千人ものの目を楽しませます。また騎手は皆、男女問わずバイエルン地方の伝統的な衣装を着るという風習があり、1900年頃の農村生活を感じることができる催しなんだそう。

 

ロスターク当日の様子②着飾った馬車馬と民族衣装を着た騎手

▲ロスターク当日の様子② 着飾った馬車馬と民族衣装を着た騎手

 

また沿道にはテーブルが並べられ、地元のビール(さすがドイツ!)やサンドウィッチなどが用意されています。見物客たちの拍手を受けながら、パレードのたどり着く先はフェスティバルエリアです。パレードに参加した人々と馬たちは聖職者の祝福を受けたり、各チームが馬車や騎手の紹介をしたりします。2019年の開催では12人の若い男女と24頭のばん馬で行うユニークなカドリーユ※が披露されたそう!

※カドリーユ:十八世紀から十九世紀にかけて、フランスを中心としてヨーロッパ全土に流行した社交ダンス

 

Instagram #rosstagのハッシュタグをチェック!

#rosstagをチェック!

▲ #rosstagをチェック!

 

地元の方々が毎年楽しみにしているというロスターク。残念ながら日本にはほとんど情報がありません…! しかし、バイエルンの皆さんがステキな写真 を#rosstagのハッシュタグとともにInstagram投稿しています。そこには日本では見ることのできない風景の数々が! 気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

<参考文献およびウェブサイト>

・『世界の馬 伝統と文化』スサンナ・コッティカ/ルカ・パパレッリ (著) 2019年5月発売

バルトロメ 公式サイト 2020年8月26日閲覧

mein-tegernsee 2020年8月26日閲覧

 

 

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