Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調査してみた!

2019/07/17

カテゴリ:Pacallaオリジナル

こんにちは、Pacalla編集部です。
皆さんは警視庁に『騎馬隊』という部隊があることをご存じですか?
なんと!今回は警視庁ご協力のもと、騎馬隊の皆さんの活動や気になる入隊条件などを調査してきました!

 

警視庁騎馬隊とは

騎馬隊は警視庁の交通部第三方面交通機動隊に所属し、馬に乗って活動する部隊です。2017年までは世田谷区にあるJRA馬事公苑を拠点としていましたが、2020年東京オリンピックに向けて馬事公苑が改修工事に入っているため、現在は東京都府中市にある東京競馬場を一時的な拠点として、現在警察官19名・警察行政職員5名・馬16頭で活動しています。
JRA馬事公苑についてはこちら≫

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!現在拠点となっている東京競馬場の厩舎

また、騎馬隊の歴史は古く、明治7年2月に警視庁と内務省との間の文書往復や伝令業務を行ったのが始まりといわれています。その後、明治36年9月に警察官15名・馬15頭で正式に騎馬隊が発足しました。

 

警視庁騎馬隊の仕事

騎馬隊の年400回にわたる出動の中で一番多いのは交通安全教育です。幼稚園・保育園・小学校を訪問し、道路の横断訓練などを行います。小学校前の交差点等で、朝の登校時間に合わせて交通整理を行ったり、交通安全等の各種パレードに参加して交通整理に努め、パレードを盛り上げたりすることもあります。

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!交通安全教育や学童交通整理の様子(写真提供・警視庁)

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!パレードへの参加の様子(写真提供・警視庁)

そのほか、外国から赴任してきた大使が自国の元首から預かってきた信任状を、皇居で天皇陛下に捧呈する儀式『信任状捧呈式』の際には、騎馬隊が宮内庁の馬車列先導警護に当たったり、皇居前広場のパトロールを行ったりと様々な活動を行っています。

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!信任状捧呈式馬車列警護の様子(写真提供・警視庁)

 

警視庁騎馬隊に入隊するには

騎馬隊に配属となる警察官の入隊経緯は千差万別。騎馬隊に入りたくて警察官を志す人もいれば、警察官になってから騎馬隊に興味を持つ人もいるそうで、乗馬経験ゼロの人が入隊することもあります。いずれにせよ、騎馬隊に自らコンタクトを取るなど積極的に手を挙げることが大事だそう。ただし、人事異動ですから100%本人の希望が通るとは限らないのは一般企業と同じです。隊員の定員も多くないので狭き門といえます。
隊員適性としては運動神経のよさが挙げられますが、何よりも大事なのは馬が好きであること。入隊の際に特に適性試験などは行われません。

また隊員のキャリアステップとしては以下の2パターンが多いそう。

●警察学校を卒業した後に、交番勤務を何年か経て、騎馬隊員(巡査)となる
●警察学校を卒業し、交番勤務の後に機動隊勤務を経て、騎馬隊員(巡査)となる
※非常に稀ではありますが白バイ隊員や刑事を経て騎馬隊に入ることも!

入隊半年後に馬場馬術の部班運動を行い、号令どおりに馬をコントロールできるかなどを確認、学科試験などを経て正式な任務デビューが決まります。

騎馬隊での勤務は、同じ階級で最長5年の任期となるため、隊員の皆さんはこの貴重な数年間を噛みしめて日々任務、乗馬技術の習得に励んでいます。任期を終えた後、また騎馬隊に戻ってきたいという希望がある場合には、まず階級を上げることが求められます。

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!東京競馬場敷地内での訓練の様子。この日は馬場馬術の経路練習を行っていた

 

警視庁騎馬隊の馬たち

騎馬隊に所属する馬は現在16頭。そのうち15頭が元競走馬のサラブレッドです。競走馬引退後、馬主から第2の馬生を過ごす場所として問い合わせをもらい、騎馬隊の隊員がさまざまな角度から確認を行って、騎馬隊としての適性が認められれば入隊するパターンが多いそうです。
騎馬隊の馬は子どもたちと触れ合う機会も多いため、適性としては馬術で重視される歩様などよりも、物見をしないなど、穏やかな性格が重視されます。入隊後の馬名も子どもたちから募集しています。

また騎馬隊を引退した後に、第3の馬生を乗馬クラブ等で送る馬もいるそう。
実はこちらの記事で、Pacalla編集部が体験レッスンで乗せていただいた響輝くんも騎馬隊出身でした!≫

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!厩舎にお邪魔すると人懐こい馬たちが顔を出してくれた

警視庁騎馬隊所属 トウショウシロッコ騎馬隊には競走馬時代3億円以上を稼いだ馬(競走馬名:トウショウシロッコ)も所属

人間と同様に馬もさまざまな訓練を行います。馬の性格と能力を見ながら簡単な活動から参加させ、徐々に難しい活動にも慣らしていきます。
子どもを背中に乗せる練習のために、ぬいぐるみを背中に乗せたり、パレードの音に驚かないように太鼓を使ったり、一風変わったトレーニングも行います。
騎馬隊に来たばかりのときは、とても頑固でトレーニングに苦戦したけれど、根気よく訓練を続けて今ではエース級の働きを見せてくれるようになった馬もいるそうです。

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調べてみた!訓練でタオルを跨いだり、水たまりに入ったりする様子(写真提供・警視庁)

Pacalla編集部、警視庁騎馬隊について調査してみた!訓練に使用するぬいぐるみ(かわいい)と太鼓

 


 

いかがでしたか?
警視庁騎馬隊についてたくさん知ることができました!
これから街中で交通整理をしたり、パレードに参加したりしている騎馬隊を見つけたら、優しく声をかけてくださいね。
警視庁騎馬隊の皆さん、ありがとうございました!

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