基本の馬具を知ろう!

2018/06/28

カテゴリ:色々なはなし / Pacallaオリジナル

こんにちは、Pacalla編集部です。

突然ですが、皆さんは馬具についてどれくらいご存じですか?
馬具とは、人間が馬に乗るときに必要な道具(馬の装備)のこと。
今回は、初心者の方向けに基本の馬具を7つ紹介しようと思います!

 

①鞍(くら)

鞍

鞍は、人間が馬の背中に座るときに必要な椅子のようなもの。
他の動物たちと比較すると、馬の背は人間が乗りやすい形をしていますが、
それでも鞍がないと、お尻がかなり痛くなってしまいます。
種類も競馬用、馬場用、障害用、横乗り用、ウエスタン用などさまざまです。

 

②ゼッケン

ゼッケン

鞍の下に敷く、マットのこと。
馬のき甲など、からだを保護したり、汗を吸い取ったりする役割の他、鞍を安定させるなどの目的があるそうです。
競馬用のゼッケンは、馬の名前と馬番がプリントされています。

 

③腹帯

腹帯馬の背中に鞍を固定するためのベルト。
馬の前脚のすぐ後ろ(人間でいう脇の下あたり)に装着しますが、腹帯を通す部分の馬体名称はずスバリ!『帯径(おびみち)』と言います。
この『腹帯』をしっかり締めておかないと、騎乗中に鞍がくるっと回ってしまうなんてこともあるんだとか。

 

④ハミ

ハミ

ハミは、馬の口にくわえさせる金属製の道具。
騎乗者が握る手綱(後述)に繋がっており、騎乗者の拳による指示を馬に伝える、非常に大切なものです。
馬には人間でいう奥歯のような歯が生えないため、その空いたスペースにハミが格納されるように噛ませます。

 

⑤手綱

手綱

前述のとおり、ハミに繋がっている紐状のもので、乗馬の際に騎乗者が手に持つ部分。
この手綱を使って、方向転換や停止の指示を馬に伝えます。
例えば、曲がりたい方向の手綱を横に開くと馬がその方向に曲がってくれたり、両脇を締めて軽く手綱を握ると馬が停止したりします。

 

⑥頭絡(とうらく)

頭絡

馬の頭から顎、頬、鼻上、うなじにわたって装着される、細い革でできた道具。
ハミを上から吊り、馬の口の中で適切な位置をキープさせることを目的として使用されています。
それ以外にも、放牧から馬を連れて帰ってくるときなどに、犬でいうリードのような持ち手をつけ、馬を誘導するのに使用する無口頭絡などがあります。
Pacallaの企画、『もくしでつなぐプロジェクト』のもくしも頭絡のひとつなんですよ!

≫もくしてつなぐプロジェクトについてはこちら

 

⑦鐙(あぶみ)

鐙

鞍から左右に吊り下げてある、乗馬の際に足を置く部分。
大昔、鐙が開発される以前は、騎乗者が両脚で馬の胴をぎゅっと挟んで馬に乗っていたそうです。
そのため、騎乗には高い技術が必要でした。
鐙の登場により、鞍上でのバランスが安定し、楽な体勢で乗馬ができるようになりました。

 

いかがでしたか?
乗馬の際、馬と人間がお互いに心地よくいるために、馬具はとっても大切なんですね。
今後、もし乗馬シーンを見かけることがあったら、馬たちがどんな馬具をつけているのか注目してみてください。

 

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