【フューチュリティ】Vol.3 編集者の想い, 次号の見どころ

2018/04/29

カテゴリ:たのしい広告

残すところあと1回となりました今回は、
実際にフューチュリティを編集されている編集部の方に、
フューチュリティという雑誌に対しての想いをお聞きしてきましたので掲載致します。

 

編集者の想い

フューチュリティ編集部に、発刊に込める想いをインタビューしました。

ーー

「フューチュリティ」(Futurity)とは「未来」「将来」あるいは「未来の出来事」という意味です。

日本でも「朝日杯フューチュリティS」のレース名に使われるようになって一般的になりましたが、
デビューしたばかりの2歳馬が出走するレースにこの言葉が用いられるのは、それが翌年のクラシック、さらにはその先の将来を見据えた若駒たちのレースだからです。

私たちが制作・出版する『フューチュリティ』も、「未来」に繋がる情報をお届けしたいとの思いから創刊された「種牡馬」の情報誌です。
サラブレッドの生産は、まず牝馬にどの種馬を配合するかを決めるところから始まります。
配合を決める基準はもちろん人ぞれぞれですが、血統や馬体、競走成績、種付料、繋養地など、さまざまな要素を組み合わせ、取捨選択しながら決めなければなりません。
その際に重要なのは、この馬とこの馬を配合すればどんな馬が産まれるかという「将来の予測」です。

『フューチュリティ』は常に馬を生産する立場に立って、その予測に役立つ情報を提供することを目指してきました。
どの競馬雑誌よりも多くの立ち写真を掲載しているのも、またできるだけ質の高いカラー写真を使用するのも、馬体を観察するのに役立たせるためです。
「種牡馬特集」には必ず血統表や競走成績を加え、馬体のみならず、血統背景や距離適性も伝わるよう心がけています。

海外G1馬についても本馬と合わせて父馬の立ち写真も掲載することで、そのページを見るだけで簡単に馬体の比較が可能になりました。
また、毎年約180頭のG1馬を掲載していますので、その年の血統的なトレンドもそこから読み解くことができます。

掲載しているすべての記事・情報が、種牡馬と、その種牡馬の産駒を予測するための一助となるよう、今後も内容を充実させていきたいと考えています。

一方で、企画自体は毎年ほぼ同じ。載っている馬が違うだけで変わり映えしないとの感想をいただくことも多々あります。
ただ、私たちはそれを“大いなるマンネリ”と自称しているのですが、毎年同じだからこそ過去との比較や検索も容易で、資料的価値も高くなるのではないかと思うのです。単に新企画を打ち出せないことの言い訳に聞こえるかもしれませんが。

1995年から本格的に一般販売を始め、今では全国有名書店や競馬場、大手通販サイトでも販売し、ありがたいことに一般競馬ファンの中にも熱心な読者がたくさんいます。
それでも、あくまで『フューチュリティ』は生産者をメインとする競馬のプロフェッショナル向けの本であるとの本分を忘れず、今後も制作していきたいと思っています。
その内容が一般の読者の方にも受け入れていただけるのであれば、編集者としてこれほどうれしいことはありません。

 

 

取扱書店

現在の取扱書店をPDFにまとめています。

販売店一覧 (PDF)

在庫状況など、詳細は各店舗までお問い合わせください。

JRA競馬場やウインズでも販売しております。

 

 

広告出稿

フューチュリティには広告の出稿が可能です。

実はPacallaもVol.60 に広告を出稿しています。

 

 

 

次号Vol.61について

最新号 Vol.61 は発売済み

春号の今回は新種牡馬特集を掲載しています。

現役時代が記憶にも新しい今春からの種牡馬たち。
キタサンブラック/ラニ/ビッグアーサー/ディーマジェスティ/ワンアンドオンリー etc

 

 

 

フューチュリティを手にして

フューチュリティを知らなかった方には今回の記事を機に一度フューチュリティを手に取って頂きたいです。

立ち写真から読み取れる情報。過去との答え合わせ。
いかに価値のある情報が詰まっているかが見てとれると思います。
これらの情報はプロの生産者の方たちにはモチロン必要な情報ですが、
我々のようなファンでもより深い視点から競馬を楽しむための情報として活用出来ると思います。

 

新しい競馬の楽しみ方はフューチュリティを開くことから始まるかもしれません。

 

 

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