【妄想記事】なぜ、人は馬に乗ろうと思ったのか
2017/07/10
カテゴリ:人のはなし / Pacallaオリジナル
皆様、ドリームジャンボ尾崎でございます。
すっかり競馬は夏シーズン。
新馬戦も盛り上がってますね!七夕賞は自信があったのです!
そんな夏真っ盛りのなか、ネットサーフィンをしていたら気になるものを発見しました!
まずはこちらのYAHOO!知恵袋の投稿を御覧ください。
、、、斬新ですね。
質問者様の考えも素晴らしいのですが、
ちょっと気になったのが、質問の文中にある、
周りからは「足が細い動物なんだから人を支えられるわけが無い」と言われますが〜
ここ、気になっちゃいますよね?
どうしたってサラブレッドの方が細いですよね。足。
サラブレッドに限らずですが、馬の足は人を乗せられる動物のなかでは細い部類だと思います。
そんなことを考えてたらふと気になっちゃったんですよ。
最初に馬に乗ろうと思った人は、どうしてそんなこと考えたんだろうって。
動物に乗る、という行為がある程度一般的だったのか
偶然にも馬の上に乗ってしまったのか
気になって調べてみましたところ、人が馬に乗り出した時代は分かりました。
紀元前1300年頃には馬に乗る文化が存在したそうです。(紀元前2000年頃という記事も見つけました)
中央アジアの人がヨーロッパにも伝えたという歴史があるそうです。
馬の家畜化という歴史で見ると紀元前4000年頃から。騎乗自体はモンゴルが発祥と言われてるようです。
日本では古墳時代には馬の”はにわ”が存在し、馬に馬具が付いていることからこの時代には既に人が乗っていたようです。
人が馬に乗っていた時代は調べれば出てくるんですよね。
でも知りたいのは、
馬に乗ろうと思ったきっかけ
それこそ人類の進化を促したまさしくパイオニア!最初のヒト!
これは調べても出てきませんし、誰だったのかすら分かりませんし、同時多発的だったかもしれません。
でも気になって気になってしょうがないので、妄想してみました。
調べた限り初めて騎乗したのはモンゴル人ということですから、モンゴル人になった気持ちで妄想します。
(遊牧民が先か、騎乗が先か、分からないので今回は遊牧民が先、という前提で)
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私はモンゴル人。
遊牧民です。
家畜とともに生活しています。
移動する先々で放牧し、資源が少なくなってきたら移動を繰り返す、
そんな生活をしています。
家畜の牛やヤギは乳製品を生み出す大事な生き物です。
最近、新しい家畜に「馬」という仲間が加わりました。
この馬という生き物は、ヤギや牛のような食肉としてはあまり向いていないそうです。
馬の乳は飲めますが、私はあまり好みではありません。
やっぱり牛乳が一番美味しいです。
でもその代わり、馬の乳で作られる馬乳酒は最高です。
同じ集落に暮らす同い年の友人と夜な夜な飲み交わしています。
友人は大柄で力持ち。飲むお酒の量も私の10倍くらいです。
そんな静かで平和な生活を送っているのですが、
先日母が足を挫いてしまいました。
タイミングが悪かったです。
私たち遊牧民は移動を繰り返します。
母は歩くのが辛い状態だったので、私がおんぶして移動するしかありません。
しょうがないことですが、
結構な距離を移動するのでこれは大変です。
どうしても歩く速度も落ちてしまうので、集落のみんなからは一日ほど遅れてしまいます。
見かねた友人が待っていてくれました。
私に変わって母をおんぶしてくれたのです。
一緒に歩いていて、やはり大柄で力持ちの友人は頼りになるなぁと思いました。
自分も大きく育っていたらなぁと思っていたところ、
ふと思いついたのです。
大きければ大きいほど、運ぶ力は強くなることに。
友人より大きい人間は私の集落には居ません。
そこで家畜の馬ならどうだろうと思ったのです。
馬は大きいし、走るのも早い。
でも荷物を載せても嫌がるし、一度逃げると大変です。
でももし馬に乗れたら…
このことを集落のみんなに話して、
家畜の馬の中でも一番おとなしい馬を男数人で囲んで、
私が乗ってみることにしました。
結果は散々でした。
飛び乗った瞬間に前脚を上げられ振り落とされてしまいました…
危うく大怪我するところでした。
いきなり乗ろうと思っても難しい。
人間だっていきなり人に乗りかかられたら迷惑だ。
まずは馬に寄り添い、仲良くなるところから始めました。
それは長いこと一緒に居ました。
寝食をともにして、暇さえあれば馬に触れる日々。
そうして時間が経ったころ、
馬が逃げるのを覚悟でこっそり1人で馬の背中に手をかけて、
体重を載せてみたのです。
跨るのではなく、ぶら下がるというのが近いかもしれません。
するとどうでしょう。馬が嫌がらないのです。
徐々に上体を載せても馬は落ち着いていたので、一気に跨ってみました。
乗り心地は微妙です。
すぐに馬が歩き出しました。
嫌がってる様子はなさそうです。
少しづつ走り始めます。
タテガミにしがみついていたのですが、
バランスを崩して結局落ちてしまいました。
でも私は乗れたのです。
短い時間ですが、馬に乗れたのです。
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エンジンが開発される以前、陸上最速の乗り物であった馬。
人類の貴重な第一歩である騎乗の最初のきっかけはおんぶだったんじゃないかと。
未踏の領域に踏み込むパイオニア。まさに夢が詰まってますね!
競馬の歴史も数多くのパイオニアによって生み出されてきたのです。
そんなことを妄想している日曜日の夕げ時。七夕の夢は散りました。(くやしいぃ…!)