感動!引退の花道を飾った男たち
2017/09/27
カテゴリ:色々なはなし / 人のはなし / Pacallaオリジナル
連日北朝鮮のミサイル発射で国際社会が混沌としておりましたが、
そんなニュースをふっとばすくらいの話題が飛んできました。
「安室ちゃん、引退」
それはもう日本列島に激震が走りましたよ、
知らない人は居ないくらいの歌姫ですから。
みなさんこんにちは。ドリームジャンボ尾崎です!
長いことテレビを見ていますが、芸能人の引退のニュースはあまり聞きません。
しかし競走馬やスポーツの世界において、アスリート達に引退はつきものです。
今回のテーマは「引退」
来年の安室ちゃんの引退の際は多くのファンが涙することでしょう。
今回は各スポーツ界で記憶に残る、泣ける、そんな引退を飾った方々を、
いつも通り独断と偏見と個人的趣味をもってご紹介させていただきます。
「体力の限界」大横綱の引退
日本人ならやはり相撲は外せませんね!
相撲が日本の国技ではない、ということを最近知りましたが、もう国技でいいんじゃないかと思います。
角界の印象的な引退と言えばやはり千代の富士。
私世代の人間で知らない人はいないでしょう。
ウルフの愛称で親しまれ、
引退会見の際の「体力の限界!」の言葉はあまりにも有名。
いつか使いたいフレーズです。
引退を決意したと言われる貴花田戦(後の横綱 貴乃花)から引退会見まで。
1991年のこの年は「若貴」ブームの到来。まさに世代交代の年になりました。
特に泣けるのが断髪式。涙をこらえる姿が印象的でした。
大横綱千代の富士の引退には日本中が感動したものです。
昨年、千代の富士が亡くなったのは本当に悲しかった…
数々の記録を打ち立てた小さな大横綱。
記録にも記憶にも残る素晴らしい力士でした。
燃える闘魂
ご存知 アントニオ猪木。
誰もが一度はモノマネしたであろう御方です。
1998年 4.4 東京ドーム。
稀代のプロレスラー アントニオ猪木の引退試合&セレモニーが行われました。
最後の試合の相手はドン・フライ。
猪木の必殺技コブラツイストで勝利。
引退の挨拶であの有名な「道」の詩が詠まれます。
猪木語録とも言われる数々のポエムのなかでも「道」が一番有名だと思います。
この時の生音声が、Mr.Childrenの「one two three」の曲の最後に入ってるんですよね。
この動画の、04:14から猪木の生音声が入ってきます。
個人的に日本にプロレスを定着させたのは猪木だと思ってます。
※このへんはひいき団体にもよりますが。
力道山に始まるプロレスブームは、馬場さんと猪木によって浸透されていったように思います。
今も政治家として活躍している猪木の知名度を考えるとやっぱり影響力が段違いに凄い。
彼もまた記憶に残り続けるでしょう。
漢 黒田!
昨年現役を引退した広島カープの黒田博樹 元投手。
本当に男気溢れる人で、引退試合の日の涙ぐむ姿はこちらもつられてしまいました。
「国内なら他球団は考えられない」と言い切るのがかっこいい…
「自分を育ててくれた広島に球を投げるのが想像出来ない」なんてなかなか言えないですね。
こんな男気を感じさせてくれる選手は他に覚えがございません。
いいなぁかっこいいなぁ。こんなお父ちゃんいたら自慢だろうなぁ。
2007年に大リーグ挑戦し、数々の成功を収めました。
どうしても引退前に広島に戻って投げたいという本人の強い意志があり、
2015年に広島に復帰。
大リーグの巨額の年俸提示を蹴ってでも、広島に恩返しがしたいなんて泣ける…
何がかっこいいって、本当に翌年リーグ優勝しちゃうところ。(15年ぶり)
こんなドラマ性のある硬派な男は今後現れないでしょう。
大好きなピッチャーの一人です。
小さな巨人
1996年 のNBAドラフト1位氏名の選手は小柄な選手でした。
彼の名はアレン・アイバーソン。
選手の平均身長が2mを超す大柄な選手が多いスポーツのなかで、
彼は抜群のスピードと技術で4度の得点王と、年間MVPを受賞するレジェンドに成長します。
決して優等生ではないのですが、(むしろ素行は良くない)
あどけない顔と、独特のファッションセンスで大人気のスター選手でした。
今でこそNBA選手は、
全身タトゥー、ヘアバンドにヘッドバンド、
手首にゴムバンド付けてたりと、
何かしら身にまとってますが、これぜーんぶアイバーソンが走りらしいです。
いわゆる腰パンを始めたのもアイバーソン。
当時のNBAの試合を見ると今より全然タトゥーを見かけない。。
アイバーソンがNBAに与えたインパクトは絶大でした。
正直、超個人プレーのアイバーソン。
得点王も取ってますが、成功率は結構低いです。
そのプレースタイルから、チームバスケットには向いてないと言われてます。
結果、NBAチャンピオンになることは一度も出来ませんでした。
でも見ていて楽しい。彼のプレーは心が踊るんです。
ボールを持つとワクワク出来る、そんなカリスマ性のある選手でした。
2013年に引退。
やんちゃ坊主だったアイバーソンが引退会見で涙ながらに語った半生、
お世話になった方々への感謝の言葉は英語なのに心に響きます。
ちなみに彼のドラフト同期にコービー・ブライアントがいます。
彼も2016年に引退しています。
ひふみん
加藤一二三棋士。将棋界のレジェンドですね。
ひふみんの愛称で親しまれた茶目っ気のある方です。
そのキャラクターからメディアにもたびたび取り上げられ、
若者からの人気も高い加藤一二三九段。
かわいい方で知られてますが、名人を経験している超凄腕棋士。
昨年 藤井聡太四段との対局が大変話題になりました。
藤井聡太四段 の持つ史上最年少プロになった記録(14歳と2ヶ月)までは、
加藤一二三九段の持つ記録が最年少記録でした。(14歳と7ヶ月)
天才と呼ばれた加藤九段は惜しまれつつも、最後の対局に負けて2017年に引退となりました。
勝ち負けに大変なこだわりをお持ちで、勝負師としての矜持が素晴らしい方でした。
半世紀以上もの間、勝負の世界に身を置いてきた加藤一二三九段の言葉には響く言葉が多いです。
私が好きなのはこちら。
「将棋にいい手があるのなら、人生にもこうすれば幸せになれるというものがあるに違いないと思いました」
私はこの言葉を見た時に、幸せになるのに正解が無いように、将棋にも正解はない、という意味だと思いました。
※本当は全然違ってました。どんなに頑張っても負けてしまうことからこの考えに至ったそうです。その後キリスト教の洗礼を受けます。
これからもメディアでみかける機会は多そうです。
長い長い現役生活、お疲れ様でございます。
永遠不滅のアイドルホース
多くを語る方が失礼になるんじゃないかというほどの説明不要の名馬オグリキャップ。
引退レース後、超満員の中山競馬場では鳴り止まないオグリコール。
まさに、記録にも記憶にも残る名馬でした。
個人的に厳選した感動の引退シリーズは以上!
今年は女性でも引退が話題になった方も。
フィギュアスケートの浅田真央選手、
ゴルフ界からは宮里藍選手、
みんなTVに出始めたころから知っている選手たちです。
彼女達が引退していくのを見ると、やっぱり歳を感じるなぁ。。
そんな老いぼれドリームジャンボ尾崎ですが、
ゴルフ界のレジェンドジャンボ尾崎選手は「生涯現役」を公言しており、
シニアツアーには行かず、70歳にして現役ゴルファーとのことですからまだまだ私世代が弱音を吐いてはいけませんね!