馬の速さは動物界で何番目?
2018/10/15
カテゴリ:色々なはなし / Pacallaオリジナル
みなさんこんにちは、Pacalla編集部のすもーる青木です!
今回は動物の足の速さのお話です!
競馬を見ていると、強烈な末脚で我々の記憶に残るレースをしてくれる馬がいます。
ラスト3Fを32秒台で駆け抜ける超速なサラブレッド達ですが、
同じ“動物界”という括りで見たときに、サラブレッドは最速なのか、最速であって欲しい。
そんな興味と願いから、動物界のスピードランキングを調べてみました!
なんとなく想像が付いた動物から、意外な動物まで。
全部ランキング化すると大変なボリュームになるため、独断と偏見で選んだ独自ランキングになります!
※あくまで足の速さなので陸上動物に限定しています。また、同じような種類の動物は1種までにしてます。
アニマルスピードランキング
動物にとって速さは生きる術であります。
捕食動物は狩るために。被食動物は逃げるために。
長い生物の歴史の中で進化した多くの動物達の中で最速のスピードキングになった動物とは!?
※ランキングの補足として、およそ100M走破の時のタイムから換算したトップスピードでのランキングになります。
参考記録:人間
時速:37.57km/h
※人間のスピードは陸上動物界ではライクインしませんでしたが、基準記録として記載します。
人類のスピードの歴史はスポーツで進化してきました。
これまで歴史に残る多くのアスリートの中で、現在の人類最速の記録はウサイン・ボルトの100M 9.58秒。
これは時速換算すると、37.57km/h になります。
スズメバチの時速が30~40km/hと言われているので、ボルトならスズメバチが追ってきてもギリギリ逃げ切れるかもしれません。
それではここからランキングの発表です!ランキングはTOP10とさせて頂きました!
第10位:カンガルー
時速:68km/h
強靭な後肢でジャンプして進むカンガルー。ディープもびっくりの飛びっぷりです。
彼らは尻尾の進化もすごく、尾に全体重を預けたまま放たれる蹴りは人間が受けたら内蔵破裂レベル。
オーストラリアの路上では、北海道の鹿なみにカンガルーに遭遇するらしい。
第9位:ダチョウ
時速:70km/h
飛べない鳥のため、足が異常に進化してます。鳥に似合わないふっとい足に大きな鉤爪。
体高も2M30CMほどあるため、屈強さが半端ないです。逃げても追いつかれます。
ダチョウと言えばあの大きな卵ですが、ダチョウの卵の卵黄は世界で最大の細胞らしいです。
ダチョウに追いかけられるトラウマ映像がこちら
二足走行のため、非常に人間の走り方に近いので不気味さが増してます。これはコワイ…
ここから先の動物は全て四足歩行の動物達です。
第8位:うさぎ
時速:72km/h
ウサギちゃんは可愛い見た目に似合わず爆走タイプでした。
ウサギはウサギでも、ジャックウサギ(野うさぎ)がこの速さです。
幼稚園や動物園にいるウサギが全部この速さというわけではないです。
第7位:犬
時速:75km/h
グレイハウンドというドッグレースに使われる犬種が最速。
元々は狩猟用の犬で、ヨーロッパの貴族にも愛された犬種。
オオカミ(68km/h)より速いです。
走っている犬を見ると、小さい頃に犬に追いかけられたことを思い出します。(犬は好きです)
第6位:ヌー
時速:80km/h
サバンナの雄、ヌーの時速は80km/hと言われています。
本気で走ったら高速を走る車なみです。
ヌーが大群で移動する映像が凄いです。
もののけ姫のイノシシ達が集結するシーンを思い出しますね。
第5位:馬
時速:88km/h
来ました!馬!
ただし馬は馬でもサラブレッドではないのです。
馬界最速は「クオーターホース」。
アメリカではクォーターホースによる400Mのレースを行っています。
※クォーターホースの由来は1マイル(1600M)の1/4(クォーター)の400Mのレースを行う馬、から来てるそうです。
サラブレッドの速度が60~70km/hと言われているのに対し、クォーターホースは88km/hほどに達するそうです。
瞬間的な爆発力はサラブレッドを凌駕しているということですね。
アメリカに行くことがあったらクォーターレースを見てみたいです。
アメリカのルイドソ競馬場で行われるGⅠ オールアメリカンフューチュリティ 2018
クォーターホース限定のレースです。
賞金額がびっくり$3,000,000!
かの有名なケンタッキーダービーより高額。
一瞬で決まるこういったレースはスタートから白熱っぷりが凄そうです。
馬のランキングは出てしまいましたが、陸上動物界ではまだまだ猛者たちがいます。
ランキング後半に行ってみましょう!
第4位:スプリングボック
時速:90km/h
聞き慣れない動物ですが、アフリカのサバンナに生息しています。
見た目は鹿っぽいですが、ウシ科の動物です。
速さも半端ないのですが、70-90cmくらいの体高ながら、3Mもの跳躍力を誇ります!
しかもその跳躍の理由が未だにナゾ!というミステリアスな一面もお持ちのようです。
第3位:モウコガゼル
パブリックドメイン – wikipedia
時速:95km/h
ガゼル全般速いのですが、モウコガゼルの速さが抜けてます。
“モウコ”の名が示す通り、中国の内モンゴル自治区や、モンゴルに生息しています。
小さい体ながら爆発的な速度で走ります。
移動の際は数千頭の群れを成して、大陸を移動します。ときには1000km移動することもあるそうです。
可愛いのでもし見かけたら頭を撫でてあげたくなりますが、その瞬間時速95kmで逃げられたらトラウマになりそうです。
第2位:プロングホーン
時速:97km/h
またまた聞き慣れない動物です。
北米に生息するプロングホーン科の動物です。そんな科があったんです。
尻尾の白いところに尾鏡という光って見えるのがあるらしく、危険を察知したら仲間に送るそうです。
素敵な仲間愛ですね。
ところで角の形が若干鬼瓦に見えるのは私だけでしょうか。
第1位:チーター
時速:112km/h
恐らく予想がついた方も多かったと思います。
陸上界のスピードキングはチーターでした。
文句なしの100km/hオーバー。
全身バネの体を活かし、最高速度に至るまでわずか3秒。
ただし持久力は無いので短時間勝負で獲物を狩る必要があります。
ちなみにチーターのエサになることが多いのがランキング第3位モウコガゼルのお仲間のガゼル達。
ということで陸上界唯一の時速100km超えのチーターが最速でした!
サラブレッドではありませんが、馬も第5位と上位ランクインです。
陸海空全ての生き物に範囲を広げると更にランキングは変わってきます!(チーターよりも速い生き物がゴロゴロ居ます)
ただほとんどの生き物は野生のため、鍛えるということはありませんのでこれ以上速くなる可能性は低いです。(長い年月をかけて進化の結果スピードが上がることはあるかもしれませんが。)
そういう意味では、競走馬や人間のようにアスリートとして鍛え、進化している種にこそ、逆転のチャンスがあると言えます。
100年後か1000年後か分かりませんが、サラブレッドと人間がランキング1位2位を独占する未来があるかもしれません。