大瀧ステーブルで働こう【前編】~代表&スタッフに聞いた!~
2020/08/10
カテゴリ:たのしい広告
こんにちは、Pacalla編集部です。
いつもPacallaをご覧になっている皆さん! 日々Pacallaを読んでいるうちに、『自分も馬に関わる仕事をしてみたい』もしくは『馬に関わる仕事に就けばよかったな…』なんて気持ちになったことはありませんか?
そんな方に朗報です!
この度、Pacalla参加牧場の『大瀧ステーブル』さんが、未経験OK・年齢性別制限なし!のスタッフ採用を実施します。とはいえ、即応募!というのはハードルが高いですよね(笑)。そんなわけで今回Pacalla編集部は、大瀧ステーブルの雰囲気を肌で感じるべく、大瀧ステーブルがある千葉県成田市に行ってきました!
代表の大瀧啓之さんとスタッフの大越友加津さんに、大瀧ステーブルの魅力やスタッフの皆さんのお仕事の様子などをお伺いしたので、ぜひご覧ください。
大瀧ステーブル代表 大瀧啓之さん
スタッフ 大越友加津さん
現役競走馬を扱う外厩舎としての育成牧場
-今日はお時間をいただきありがとうございます。さっそくですが、まずは『大瀧ステーブル』がどんな仕事をしている牧場なのか教えてください。
大瀧代表)育成牧場というとPacallaを見ている方にとっては、デビュー前の馬の馴致などを行うイメージが強いかもしれませんが、弊社は現役の競走馬をメインに扱っている牧場です。競馬ファンの人には『外厩舎』といえばわかりやすいかもしれませんね。
レースで使った馬をリフレッシュさせて、次のレースに出るためにトレーニングセンターに行く前の調整を行い、トレセンに戻った時、すぐに追い切りができるような状態まで仕上げていくのが主な業務です。
大瀧代表
-現役の競走馬に携われるというのは、ひとつの大きな魅力ですね!現在はどのような形態、規模で運営されているのでしょうか?
大瀧代表)もともとは、私が地元の福島県で個人事業主として始めましたが、2011年6月に法人化しました。2015年には現在のシンボリ牧場(千葉県成田市)に移転して、厩舎や走路などの設備をお借りしています。スタッフは現在14名で、馬房数は70ですね。
オシャレな厩舎/トラックコース1800メートル
玉砂利コース/屋根付坂路600メート
-シンボリ牧場の中は、並木があったり池があったり、とても雰囲気がいいですね。シンボリルドルフなど数々の名馬がここで調教されていったと思うと感慨深いです。
大瀧ステーブルが『大切にしていること』
-大瀧ステーブルの皆さんが仕事において、特に大切にしてることはどんなことでしょうか?
大瀧代表)馬1頭1頭の健康、コンディションを見極めてあげることですね。こうやって口で言うのは簡単ですが、実際にやるのはとても難しいことです。動物はしゃべることができないし、その中でもサラブレッドは特に繊細です。それを人間がしっかりと見ていかなければなりません。
1日の業務の中でもコンディションチェックにはかなり重きを置いています。これは弊社の方針でもありますし、目標でもあります。
大越さん)チームで仕事をしていますので、個人同士の助け合いがとても大事だと思っています。個人プレイではなく、協力しながら物事を進めることを心がけていますね。
もちろん仕事ですから、時には厳しく接することもありますが、スタッフ同士が普段からフランクな関係を築けていると思うので、みんなそこは結構しっかりやってくれているかなと思います。
大越さん
意外なキャリアの人も!チームワーク抜群の現場スタッフ
-ちょうど、大越さんからスタッフの皆さんのお話が出ましたが、今日お会いしたスタッフの方々は、すごく和気あいあいとされてましたよね。部活と言ったら失礼かもしれませんが、同僚というよりも『チームメイト』のような関係に見えました。
大越さん)そうですね。先ほどお話した通り、助け合いもできていますし、チームワークはとてもいいなと感じています。でも代表の大瀧がキッチリしているので、スタッフも仕事に関しては案外キッチリしていますよ(笑)。
集合写真の撮影前に集まってもらったときの2コマ。みんな楽しそう
-キャリアとしてはどんな方が多いんでしょうか?未経験の方もいますか?
大越さん)経験者は、学生時代に馬術部だった人が結構いますね。ちなみに私の場合は、学生時代は馬術部で、競馬場での勤務を経てから大瀧ステーブルに入社しました。
ですが、騎乗スタッフでもほぼ未経験からという人もいますし、厩舎作業スタッフの中には30代から未経験で入社して、立派に厩舎の仕事を回している人もいます。今、ちょうど5年目だったかな。未経験でもまったく問題ありません!
大瀧代表)そうですね。経験よりもやる気があるか、馬が好きかどうかの方がずっと大切だと思います。年齢だって関係ありませんよ!未経験の方は1週間程度の『就業体験』も可能なので、試しに来てもらえれば。
-大瀧代表をはじめ、馬術経験者の方も多いということで、未経験者の方が基礎から教わるのに良い環境が整っていそうですね。
※大瀧代表は高校1年生でインターハイ優勝、高校3年生で国体優勝。大学3年生で全国大会・団体戦優勝、4年生で全国大会・個人戦準優勝という馬術の超実力者でもあるのです…!(いずれも障害馬術競技)
大瀧代表)そうですね。競走馬を引退した馬もいますし、私は乗馬クラブで教えていた経験もあるので、基本からレクチャーすることが可能だと思います。そこは安心してください(笑)。
-経験者の方はどんな成長ができそうな環境でしょうか?
大瀧代表)経験者の場合、育成牧場出身の人などには、ここは(トレセン)入厩直前の馬が多いので、より競馬に近いところを学ぶことができたと言ってもらえることが多いですね。
大越さん)それから、今年は2名ほど競馬学校の厩務員過程の1次試験に通っている人もいます。競馬学校を受験する人の力にもなれると思いますよ。
スタッフが語る、大瀧代表ってこんな人
-大瀧代表と大越さんは高校時代の馬術部からのお付き合いだと聞いています。大越さんから見て、大瀧代表はどんな人ですか?
大越さん)馬術部のキャプテンをしていた時からそうでしたが、技術に関しては頭一つ、いや二つ抜けているので、今も昔も技術を見せることでみんなを引っ張っていく、みんながついていきたくなるタイプのリーダーですね。障害も飛べるし、癖のある馬も乗りこなすし、馬に乗っているところは本当にかっこいいですから。実力があるから、指導の内容も説得力があります。
大瀧代表)じゃあ、馬に乗ってない時はどうなんだよ!(笑)
-あはは(笑)。同級生モードになってきましたね!
大越さん)もちろん、仕事に関しては、人一倍厳しい面も持っていると思います。私たち一般のスタッフが気づかないことに気がつくとか…見てる角度が自分たちとちょっと違う感じですね。でもオンオフの切り替えがうまいので、普段はおちゃめすぎるぐらいのおちゃめですよ(笑)
たまに見せる同級生モードのお二人
-高校時代から技術力は抜群、とのことですが、大瀧代表はどのような経緯で馬に携わるようになったのですか?
大瀧代表)『相馬野馬追』ってご存じですか? 私の実家は福島県相馬市にある兼業農家だったんですが、その中で父が小さな乗馬クラブみたいなことをやっていて。まわりもみんな相馬野馬追に参加するような環境だったので、馬が家にいるのは当たり前の環境だったんです。
※相馬野馬追:福島県南相馬市で行われる馬を使った祭(神事)。甲冑競馬などが行われる。
-相馬野馬追、もちろん知っています! では、幼少期から馬には乗っていたんですね。
大瀧代表)いや、それがそうでもなくて(笑)。
馬には全然乗りたくなかったんですよ。でも地域柄、ある程度の年齢になったら野馬追に出なきゃいけないっていうのがあって。それで小学校6年生のときに、やっと乗り始めました。
社長室には実際に大瀧代表が使っていた甲冑等が飾られていた
大瀧代表)でも中学2年生の時に、地元で国体があって。日本のトップライダーたちが福島に集まった時に、指導をしてもらったんです。その時にすごく影響を受けて…。そこから本格的に取り組もうと考え、高校と大学は馬術部に入りました。
大瀧ステーブルの原点と今後
-大学卒業後はすぐに競馬の仕事を?
大瀧代表)いえ、先ほど少しお話しましたが、卒業後すぐは乗馬クラブでインストラクターをしていました。そこを退職してから、2008年に福島で競走馬の育成と乗馬クラブの運営・乗馬の販売を自分でやりはじめました。育成馬は5頭程度でしたけど。ほかに馬の輸送なんかもしていましたね。
-そこが今の大瀧ステーブルの原点なんですね。福島で始めた頃と比べると、スタッフの方も、馬もだいぶ増えていますが、これからも規模を拡大していきたいとか、そういう展望はあるんでしょうか?
大瀧代表)一時は勝負根性をだして頭数を増やしたこともあったんです。でも、やっぱり最初に言った通り、馬1頭1頭のコンディションをしっかり見ていきたいんですよ。
あまり規模を拡大してしまうと、その方針の部分と相反する形になってしまうので、今は規模を拡大しようとはあまり思っていませんね。それよりも、もっと施設の充実などを考えていきたいです。
ハートが大事!馬に携わる仕事がしたい人へのメッセージ
-今日はお時間をいただきありがとうございました。
最後に、馬に携わりたいと考えている人のメッセージをお願いします。
大瀧代表)大切なのはキャリアではなく、やる気と馬が好き!という気持ちです。年齢だって関係ありません。ハートが若ければ大丈夫!もし、大瀧ステーブルに少しでも興味を持っていただけたら、ささいな質問でもかまいませんので、ドシドシお問い合わせください!
いかがでしたか?
後編では実際に、現場スタッフの皆さんがどのような業務をされているのか、『大瀧ステーブルの1日』に密着します!こうご期待ください!
『大瀧ステーブルで働こう!【後編】~育成牧場(外厩舎)のある1日~』はこちら!
◆会社概要
牧場名 | 大瀧ステーブル |
所在地 | 〒287-0243 千葉県成田市大栄十余三245-261 シンボリ牧場内 |
設立 | 2011年6月 |
代表者 | 大瀧啓之 |
従業員 | 14名 |
◆募集要項
仕事内容 | 現役競走馬の騎乗スタッフおよび厩務作業スタッフ |
雇用形態 | 正社員 |
勤務地 | 〒287-0243 千葉県成田市大栄十余三245-261 シンボリ牧場内 |
雇用期間 | 常勤雇用 |
採用予定人数 | 3名程度を想定 |
応募資格 | 要普通免許(MTが望ましい) |
歓迎する経験・資格 | 乗馬経験等(未経験でもOK!) |
勤務時間 | 4:30~17:30(夜当番の際は20:45) |
休日休暇 | 日曜日+平日半休1日 夏休み、正月休み |
給与および待遇 |
給与:170,000円~ |
寮・社宅 | あり |
賄い食事 | 朝食付き |
就業体験 | あり(1週間) |