秋の使者
2021/09/25
カテゴリ:馬のはなし / 色々なはなし
岡田スタッドグループの中期育成拠点『えりも分場』
1歳馬達は順次オカダスタッドとノルマンディーファームへ移動し
夏合宿も終盤戦を迎えています。
以前にもご紹介したとおり場内には川が流れていて
今年も秋の使者サケが遡上してきました。
何故サケが遡上してくるかというと
分場の敷地にさけ・ますふ化場が隣接しているためです。
春にはここから稚魚が放流されており
荒波に揉まれ生き残ったサケ達は繁殖のため生まれ
故郷に帰ってくるのです。『母川回帰』と呼ばれる
メカニズムはいまだ謎に包まれています。
えりもは風の強い街としても有名。道内に台風が接近
するとお天気中継の定番スポットになっています。
その資源を有効活用し風力発電計画が進行しています。
秋は比較的お天気に恵まれる日が多く空気がカラッ
としています。
今までサスペンスドラマチックな光景ばかりでしたが
快晴の襟裳岬はご覧のとおり絶景が広がっています。
秋分の日を過ぎると北海道は瞬く間に暖房が恋しい季節
となります。今シーズンの稼働もあと数ヶ月。
まだあどけなさが残る彼らも夏合宿を終え競走馬と
しての過酷な試練を迎えようとしています。
この虹のように輝かしい未来がありますように・・。