素人から玄人へ~初めての馴致体験~

2019/11/07

カテゴリ:馬のはなし / 人のはなし

スタッフの中野です。

 

だんだんと朝、夜が寒くなってきた今日この頃ですが風邪などは引いていませんか?

 

季節の変わり目は健康管理に気をつけていかないとだめですね。

 

さて、馬に関わる仕事をしている人はわかると思いますが、育成牧場ではこの時期「馴致

」というものを行います。

 

一般的には人が馬に跨って乗り走れる状態にするというのを指すことが多いですが

それ以外にも手入れや曳き馬など普段接する際に人との約束事をしつけるということも含まれます。

 

私が馴致を見たなかでは初めて鞍をつける時が特に衝撃的でした。

文章だけではなかなか表現しずらく、馬にもよりますが背中を丸めて飛び跳ねるという想像以上の動きをします。

 

考えれば当然ですが、背中にものを乗せられそのうえ腹を締め付けられるわけですから初めては苦しいに決まっていますよね。

 

競馬の馬はこういったことを経験して競走馬としてデビューしているんだと苦労を実感しました。

 

さらに、今年は鞍付けした後の1歳馬に跨って乗る練習を経験させてもらっています。

いくら鞍付けが落ち着いたからといっても人が乗るということはまた別問題です。

 

得体のしれないものが背中に乗る訳なので当然怖がる馬が多いです。

 

その中で恐怖心はありますが乗せてもらえているのはとてもいい経験をしています。

乗馬とは違い腹を蹴って進むことも一から教えていくのでとても難しいですがやりがいをもって今馴致を行っています。

 

今こうして馴致させてもらってる馬たちが来年無事デビューすることを楽しみにしながらこれからも頑張っていきたいと思います。

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