トレリハ
2018/04/23
カテゴリ:馬のはなし
3歳クラシック第1ラウンドが終了し、軽種馬サークルでは2歳馬のトレーニングセールが
佳境を迎えようとしています。
九州トレーニングセール(終了)→JRAブリーズアップセール(4/24)→千葉サラブレッド
セール(5/11)→HBAトレーニングセール(5/22)とシリーズ化していますが、
先週日高軽種馬育成公社にてHBAトレーニングセール上場馬のVTR撮影が行われました。
昨年はサラブレッド市場が活況に沸き、育成業者は馬の仕入れに苦慮していました。
しかしながら、いざ蓋を開けて見れば上場頭数がナント248頭!
想定外の申し込みに急遽確保していた馬房数を増やしたと、主催者は驚きの声を上げていました。
我が岡田スタッドも牝馬3頭を上場予定。コンパクトな馬体ながら一生懸命走っています。
馬場の内側はかなり砂が重たく、内2~3頭分外を回すのが鉄則。
なかには勢い余ってデンジャーゾーンに嵌り、失速する他牧場の馬もいたとか・・。
VTRで好時計アピールをするチームもいれば、VTRで時計をセーブしあくまで本番勝負
と育成業者によって戦略は様々。今年から売却後、函館競馬場への直接入厩特典が付与され
るなど、即戦力を求めるバイヤーには嬉しいニュース。(※JRA未登録馬は通常トレセン
入厩が義務付けられている)
『サラブレッド市場の活況は東京オリンピックまで』という声も聞かれ、常に危機感を持って
いるのも事実。日高産の奮起に期待したいものです。