素人から玄人へ~30代から始めた馬生活~その3
2019/09/09
カテゴリ:馬のはなし / 人のはなし
スタッフの中野です。
お盆も過ぎて、だんだんと寒くなってきました。季節の変わり目ですので皆さまお体には
お気をつけください。
さて、前回乗馬にチャレンジ中という話をさせていただきましたが今回は仕事の内容に触れていきたいと思います。
私は騎乗して調教するということはできませんが下役(馬を曳いたりする人)として調教をしています。
下役が調教?と思われるかもしれませんが普段の馬への接し方がその後に大きく関わるということを私は学びました。
特に馴致時期はとても大事です。
私の一日の作業は馬房掃除、馬装、手入れ、餌やりがメインです。(そのほか細かい掃除などもあります)
作業中馬に触れることは何回もあります。無口を掛けたり、ハミを掛けたり、ブラシを掛けたり、マシンへ入れたりなどなど。
その一つ一つの対応を丁寧にやらなくてはいけません。馬という生き物はほんとに正直で人が適当に対応しているとわがままになったり、丁寧に真摯に対応してると素直に言うことを聞いてくれます。
もちろん生き物ですから例外はありますが自分の行動1つで馬が変わっていくのは事実です。
なので代表である日野からはいつも馬への対応は丁寧に行うように言われてきました。
ただ、丁寧なだけでなく人と馬との約束事を守らせることが大事です。
例えば人が歩き出す前に歩いてしまうような馬にそれがいけないことだということを教え、必ず人が合図してから動く様に教えます。
こういった細かいことをおろそかにするとだんだん他の事も流れで行ってしまいがちになります。
なので下役が普段から自分も調教しているという意識を持つことが大切だということがわかりました。
やっぱり、大人しくて言うことを聞く馬のほうが可愛げがありますよね。
そんな馬を一頭でも多く育てられるようにしてきたいです。