繁殖牝馬マイネリスペクト紹介
マイネリスペクト
父リンカーン 母リストレーション
母リストレーションは20歳の時に近所の牧場さんから空胎で譲り受け、
高齢で繁殖能力があるか解らず心配でしたが当初新種牡馬であったリンカーンを受胎。
翌年無事に出産し、牝馬が産まれ2008年日高のセレクションセール当歳へ上場し
私自身初めての当歳セールで色々心配がありましたが無事売却できました。
当初買って戴いたコスモヴューファームさんの元へと移動しましたが、
その際『この血統、この色々な思い出とし、どうか競走馬引退後は帰って来て欲しい』と思い、
岡田繁幸会長に『引退後の行き先が無ければ当牧場へお声をかけてもらえませんか』とお願いした事は今でも記憶にある。
その後『マイネリスペクト』と名が付き順調に美浦の栗田博憲厩舎へ入厩致しましたが
成績が共わなくオーナー様が変わり高知競馬へ行き90戦18勝、
黒潮皐月賞を勝ち高知優駿2着と牝馬ながら頑張った成績だった。
そして、オーナー様が変わり引退後が気になっていた時、
別の馬のファンとして来られていた高田裕子さんが
マイネリスペクトのファンにもなって下さり、
その高田裕子さんが打越調教師に連絡をしていただき、
『引退後は必ず上野牧場へ』となった。
また、打越調教師も開業前からマイネリスペクトを担当し、
たくさん可愛がってくれてたとの事で生産者として本当に嬉しかった。
そして、2016年フリオーソの牡を産み2017年バトルプランの牡を産み現在アジアエクスプレスを受胎と
本当に順調で扱い易い母馬になってくれた。
生産馬が帰って来た時、何かホッとし、
何かまた与えられた気持ちになり、こういった馬生も悪くないと思います。
色々な意味でこの馬に教えてもらった事が多く、
名前の通り、私にとって本当に『リスペクト』している1頭です。