ファニーフラッシュダイアリー~種付けを終えて~
スタッフの中野です。
朝晩はまた冬に逆戻りするような寒さの日が続きますが午後になると暖かくだんだんと春を感じてきます。
さて、先日ファニーフラッシュが子宮炎検査を終え直検をしました。
繁殖牝馬はBCS(ボディコンディションスコア)が6(ややふっくらした馬体)が理想ということです。
BCSが低いと受胎率が下がったり、受胎後だと早期流産になる可能性が高いみたいです。
当牧場では1ヶ月に一度獣医師にボディチェックをしていただいているのでその際にBCSも確認していただいています。
特に繁殖機能維持の為のビタミンEや受胎後では子供の発育に必要なカルシウム、リン、亜鉛、銅などの微量元素の摂取も大切になってきます。
今では配合飼料に十分含まれている事が多いですが使用している餌の成分をしっかり確認し足りない場合はサプリメントなどで補給する事が大切です。
初めての繁殖牝馬でまだまだ勉強不足ですがファニーフラッシュの馬体をしっかりチェックし万全の状態を維持できるようにしていきたいと思います。
そして直検をしたら明日には種付けに行ったほうがいいということでした!急な展開に驚きましたが翌日に種付けに行ってきました。
人馬ともに初めての種付けに緊張してしまいましたがスタッフの方々が全てやってくださいました。ファニーフラッシュも最初は少し興奮していましたが落ち着きを取り戻して比較的スムーズに終えることが出来ました。あとは無事受胎していることを祈るのみです。
3/10にプッシュユアセルフ号の名古屋でのレースがありました。初戦ではスタートがあまり思うようにいかず入賞までは及びませんでした。しかし、今回の2戦目はラストの直線での伸びがすごく後方から一気に3着入賞しました!もう少しで2着に届く勢いでしたが一歩及びませんでした。
名古屋でも北海道のときの勢いを取り戻してきています!次こそは優勝です!
頑張れ!プッシュ!
3月になると早い子達は入厩に向けトレセン近郊の牧場などに移動していきます。
人が乗ったこともなかった馬たちがこうして旅立っていくのは毎回親心のようなものを感じてしまいます。
送り出す際はより綺麗な馬体で送りだしてあげたいので今たてがみを編んで左右に癖づいた部分を矯正しています。
競馬場やトレセンに行く際にはピカピカの体で見送ってあげたいです。