はじめの一歩
競馬産業に特化した就職相談会『BOKUJOBフェア』が
今年も開催されました。
コロナ禍につき、昨年同様ZOOMを利用したリモート面談。
それまでは競馬場の多目的スペースにブースを構え、
各牧場担当者から説明を受けるという形式でした。
主催者の話しによると、今年の面談希望者はおよそ60名。
学生から社会人に至るまで年齢層もさまざま。
牧場求人に照準を合わせている方のみならず、大半は
どういう仕事なのか具体的に現場の声を聞いてみたい
というのが大きな理由。
社会人の第一歩を牧場スタッフとして踏み出そうと
している人もいれば、現職に行き詰まり好きな競馬
に関わる仕事へシフトチェンジしようとする人もいます。
牧場は競馬という華やかな舞台を支える裏方に過ぎず、
目に見えない地道な努力を重ねています。理想と現実
の壁に突き当たる前に短期間でも就業体験をして頂く
ことで適性を自己判断して頂きたいと考えています。
『このままでは担い手が不足し、将来競馬産業が衰退してしまう
恐れがあります。少しでも多くの若者に興味をもってもらいたい』
主催者との雑談で切実な話題が持ち上がりましたが、
『牧場は実際夢を共有できる仕事ですよね』
何気ないひと言が心に深く響きました。