ガンコ引退

2020年4月14日（火）

先日の日経賞を最後に生産馬ガンコが引退する事になりました。

父ナカヤマフェスタ
母シングアップロック
馬主　杉澤光雄　様

2018年3月24日第66回日経賞G2で優勝して、ダートから芝の長距離レースにシフトしてからは4戦3勝と素晴らしい転身！覚醒しました。一気に天皇賞までたどり着いた時の勢いは今でも皆様の記憶に残っていると思います。

重賞勝ちとなった日経賞では、スタートして1周目の4角で強気に先頭を奪い、自分で競馬を作りに行きました。2角でまくって来たキセキに先頭を譲りましたが、離れた2番手でしっかりと折り合い、4角で再び先頭に立つと、並み居る重賞勝ち馬を斥けて、そのまま力強く押し切る強い内容での完勝でした。

馬主歴18年、杉澤光雄オーナーの悲願である初重賞制覇に立ち会えて、歓喜の涙が止まりませんでした。私に泣くなと言った杉澤オーナーの眼にも涙が。握手を交わす杉澤オーナーの手は震えていたのが、今でも印象に残っています。

函館に応援に行った時も目の前で優勝してくれました。

日経賞新春杯で3着に来た時は、重賞勝ってくれるんではと夢と希望を私達にくれました。松籟ステークスの走りで、能力の高さを改めて感じ、日経賞を勝って、天皇賞では3番人気にもなりました！G1の舞台に2度も連れて行ってくれました。

ガンコと杉澤光雄オーナーとの思い出は私の大切な財産であり宝物です。

そんなガンコの引退を聞いて、まずはお疲れ様沢山の良い思い出をありがとうと伝えたいです。
現役時代の疲れをゆっくり癒してね。

その後のガンコ
武英厩舎から松元厩舎時代に休養に出ていたヴィゴラスステーブルさんでゆっくりしています。

今後は、函館競馬場の誘導馬として、第二の馬生を過ごす事が決まりました。
まずは誘導馬になる為の訓練を受けて、半年後函館競馬場に移動する予定です。

引退後もファンの皆様に元気な姿を見てもらいたいと言うオーナー様の想いで実現しました。
夏の函館は良いですよ!

来年の夏はガンコに会いに函館競馬場に来てください。そして函館を満喫してください。