摂り過ぎにご用心!
スタッフの中野です。
皆さん、普段食事を摂る時にビタミンが足りないから野菜を食べよう。とかタンパク質が足りないから肉や魚、卵を食べようとか考えて食べると思います。
油に関していえば摂りすぎると太るから控えよう。と思う方が多いはず。
ですが栄養素にはすべてではありませんがそれぞれに欠乏症と過剰症というものが存在します。
それは馬でも同様です。しかし、馬に関していえばまだわかっていないことも多く人での栄養学がそのまま通用するわけではありません。
例えば、ビタミンEは人では摂りすぎると血液が固まりにくくなったり、骨粗鬆症のリスクを上げるということが言われています。
しかし馬では今の所過剰症によるリスクは報告されていません。
欠乏症では筋肉に障害がでたりします。しかも不足しやすい栄養素なので注意が必要です。
また、ビタミンCは人では体内で合成されませんが馬は大腸内で合成されます。
なので今の所サプリなどで添加する必要ないと言われています。
逆に添加すると体内での合成する能力が落ちるのではないかという研究も報告されているようです。
ちなみにビタミンCのような水溶性のビタミンは汗や尿などで過剰な分は排泄されるので過剰症の心配はありません。
今は配合飼料という必要な栄養素が含まれている餌が主流になっています。
なので今までみたいに足りない栄養素に注意するより摂りすぎてしまう栄養素に
注意が必要だと思います。
サプリメントなどを使用する際は給与している栄養素をしっかり把握して与えてください。