馬と水
スタッフの中野です。
年も明けてまだまだ寒い日が続きますね。
寒いときは人もそうですが夏に比べて水を飲む量が減りますよね。
汗をかくことが少なくなるので当然なのですが、
それでも1日に必要な水分の量があります。
馬は1日20~30L必要とされています。
水分は栄養素を体に運ぶ血液にも関わってきますのでとても重要です。
水分が不足すると老廃物の排出もうまくいかなくなり、体温調節も悪くなり
ます。
そうすると飼い葉食いも悪くなり、結果として体調が悪くなります
そして、体重の3%が失われると脱水症の症状が出てきます。
500kgの馬なら15Lです。
脱水症になると皮膚や眼の乾燥、体重減少、尿の濃縮が起こります。
下痢のときなどは余計に水分が排出されているので注意が必要です。
また、調教後は水を飲ませてから飼料を与えること。のどのつまりを予防し、疝痛
蹄葉炎の予防にもつながります。
水は馬が飲みたいだけ飲ませるのが基本です。
冬であまり飲まないからと気を緩めず、水が足りているかしっかりとチェックすることが大切です。
あと、北海道は特に水が凍ってしまい飲めなくなることもあるのでその点も注意が必要ですね。