馬の手入れは大仕事!
スタッフの中野です。
馬を手入れするのに洗い場で全身を洗いますが、今考えるとこの行為自体がスゴイことなんだなと改めて思いました。
というのもそもそも、洗い場という狭い空間に張るという行為がどんな馬も最初からできるわけではないからです。
その、狭い空間を怖がって入ろうとしない馬はたくさんいます。
それを、徐々に慣れされていきます。
次にシャワーでお湯をかけながら洗うわけですがこれも最初は嫌がったりしてじっとはしてくれません。初めてシャワーをかけられる馬の中にはものすごく過敏に反応し動き回る仔もいます。
これができて初めて左右に張って馬を手入れすることができます。
早い馬なら2~5日で、時間のかかる馬は1~2週間くらいでできるようになります。
今でも覚えていますが初めて馬を洗ったときとても怖がりながらやったのを覚えています。
脚を上げることも恐る恐るで特に後脚を裏掘りするときは蹴られるんじゃないかとビクビクしていました。体を洗う時も撫でるように洗っていましたがもっと強くこすっても大丈夫という指摘を受けてしっかりと洗えるようになりました。
馬を手入れするのは綺麗にするということが目的なのはもちろんですが、馬の状態確認をすることにもとても有効な手段です。
調教でケガはしていないか脚に腫れはないかボディコンディションの状態はどうなのか。
など様々なことを確認できます。
手入れは毎日当たり前にすることですがその役割は重要です。
改めてその意味を理解して手入れすることが大事だなと再認識しました。