マイネルダビテ逝く
かたちあるものはいつかは壊れ、命あるものはいつかは消えていく。
2021年1月30日、とうとうお別れの日がやってきました。
36歳8ヶ月27日、当グループの功労馬マイネルダビテが放牧中の事故により天寿を全うしました。
ダビテは一昨年8月に、あのシンザンが保持していた長寿記録を塗り替えました。
一般紙の記事になるほど話題になり、人に換算すれば優に100歳を超えるご長寿なのです。
名馬オグリキャップのひとつ年上となり、第二次競馬ブームのはしりとなった世代。
岡田牧雄勝負服で出走させた第一号の馬で、オーナーブリーダーとしての原点にもなりました。
名伯楽・栗田博憲調教師の下で素質に磨きが掛けられ、牧場経営が危機に陥った時、
彼の稼いだ賞金が窮地を救い、ホースマン憧れの舞台・日本ダービーへと導いてくれました。
晩年は町内NPO法人のご支援により、グッズ製作やYOUTUBEチャンネルの開設など
ダビテのPRにひと役買っていただきました。
グループの礎を築いた盟友の死に心が喪失感で占められていますが、
これからも天国からずっと見守ってくれることでしょう。
どうか安らかに眠ってください。