もくしっ仔ノースブリッジ、G3エプソムCを制す!
少し時間が過ぎてしまいましたが、6月12日(日)に開催されたG3エプソムCに、当場生産馬のノースブリッジ号が出走しました。
直前に雨が降った影響で重馬場という条件でレースを迎えることになったノースブリッジは、東京コースの実績や道悪での好成績もあって、4番人気での出走になりました。
スタート直後から好位の3番手あたりのポジションに付けたノースブリッジですが、向こう正面では行きたがる仕草を見せるなか、鞍上の岩田康誠騎手が抑えて我慢を効かせながらレースを進めていきます。
3~4コーナーあたりで手綱を緩められながら徐々に進出していったノースブリッジは、最終コーナーを抜けたあたりでは先頭を伺うポジションまで上がっていきます。
直線で追われ始めたノースブリッジは、先頭に立ったあたりからフワッとして真っすぐに走らない場面がありましたが、それでも最後は2着馬にクビ差競り勝って見事に重賞を制してくれました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2019年のセレクションセールで現在の馬主様にご購買いただきました。
約1年半ほど、オーナーのご理解を得ながらずっと在厩調整で過ごしてきたノースブリッジ。
彼にとっては、厩舎内の馬房が我が家になっていて、そのなかで以前に比べて気性的にどっしりとしてきたと調教師の先生から伺っています。
そして、この馬はなんといっても、pacallaさんが企画された『もくしでつなぐプロジェクト』の1期生として参加させていただいた馬です。
そのときの記事は以下のリンクからご参照ください。
【プロジェクトのもくしを付けた誕生当時のノースブリッジ】
このプロジェクトを盛り上げるためにも、またpacallaサイトの注目度アップのためにも、これまで当場が期待している生産馬たちに、pacallaさんから預けていただいたもくしを付けてきました。
ノースブリッジと同じ1期生として、フロムディスタンス(牡、父ヘニーヒューズ、JRA1勝)も勝ち上がってくれましたが、残念ながら怪我のため引退を余儀なくされました。
また、もくしっ仔2期生の3歳馬ロジハービン(牡、父ハービンジャー、現JRA1勝)は勝ち上がって、G3京成杯で2着してくれています。
もう1頭のもくしっ仔2期生であるキタサンドーシン(牡、キタサンブラック、現JRA1勝)も、先日勝ち上がってくれました。
もくしプロジェクトにはこれからも参加していきたいですし、ノースブリッジにつづく重賞勝ち馬をもくしっ仔から出せたらと思っています。
今後とも、当場生産馬に是非ご注目ください。
そして最後に、ノースブリッジが付けたもくしを作ってくださった方へ。
もくしを付けさせていただいた仔がセレクションセールで現在の馬主様に購入いただき、そしてJRAで競馬することになり、ノースブリッジと名付けてもらった彼がJRA重賞勝ち馬になるまでに成長してくれました。
今後は秋の重賞路線を意識するとのことで、いまは夏休みを取っているところですが、この先も彼への応援をよろしくお願いします!