もくしでつなぐ縁(Mさんへ)
本日、当場生産馬でGⅡ京都新聞杯勝ち馬のディープボンドがGⅠ日本ダービーに出走しました。
道中は好位に付けながら最終コーナーを回って、長い直線をこの馬らしくしぶとく伸びましたが結果は5着でした。
それでも、同じ馬主様のコントレイルが無敗の2冠を達成して嬉しく思いますし、ディープボンドもレース間隔が詰まっていたなかでよく頑張ったと思います。
そして、6月3日は同じく当場生産馬のブラヴール(牡3歳、父セレン、母チャームアスリープ)がSⅠ東京ダービーに出走予定です。
有力馬の一頭としてレースに臨むことになると思いますが、まずは無事に走り切ってほしいと願っています。
さて、以前「もくしでつなぐプロジェクト」で当場生産馬のハーランズルビーの2020(牝、父ドゥラメンテ)にもくしを付けさせていただいたのですが、その作り主のMさんから当場にお手紙をいただきました。
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もくしでつなぐプロジェクト(2)
「無事之名馬」のメッセージが添えられていたタグに込められた願い通り、ここまでハーランズルビーの2020は順調に成長しています。
【ハーランズルビーの2020】(牝、父ドゥラメンテ、2月2日生)
【ハーランズルビー親仔】
前回の記事を読んでくださったようで、大変ありがたく思います。
また、ハーランズルビーの2020をずっと気にかけてくださっていたようで、彼女にお守りまで頂いて本当にありがとうございます。
作っていただいたもくしが彼女には小さくなってしまいましたが、来年以降も他の産駒たちに使わせていただく予定です。
そして、お手紙の中にはお守りが同封されていました。
【ハーランズルビーの2020と頂いたお守り】
普段は、ハーランズルビー親仔の馬房の近くにこのお守りを付けさせてもらっています。
母同様、この当歳牝駒も賢いところがあり、牝馬らしいしなやかさを持った馬です。
当場としても期待している馬なので、まずは競走馬として、その後は当場に帰ってきてもらって母馬としても頑張ってほしいと考えています。
Mさんへ。
彼女の馬生は始まったばかりです。
この秋に向けては離乳、その後は冬期を含めた昼夜放牧、来秋には育成場への引き渡し、その後は人を乗せる訓練や競馬場での新馬戦デビューなど、様々なイベントが待ち受けています。
どうかこれからも彼女のことを見守ってあげてください。
心温まるお手紙をありがとうございました。