チャームアスリープとユキノビジンの馬碑が完成
ゴールデンウィークを前にして、新冠町の優駿スタリオンステーションに隣接する優駿メモリアルパーク内に、当場生産馬のチャームアスリープとユキノビジンの馬碑を設置させていただきました。
当場は基本的に一般の方々の見学をお断りしていますが、一般の方々でも見学可能な場所で両馬の馬碑を設置したかったこともあり、当初から同施設内での設置をお願いしていました。
チャームアスリープは、今年の2月27日に事故により急逝しました。
昨年は受胎していなかったので今年の出産予定はありませんでしたが、良い発情も来てこれから種付というタイミングだったので、当場としても非常に残念に思っています。
南関東初の牝馬三冠を達成した馬で、引退した後も「チャームは元気してますか?」とファンの方々から質問を受けたり、今でもたくさんの方々が残されたチャームアスリープの仔を応援してくださっています。
当場としても、そういう皆さまに対する御礼の意味も込めて、馬碑を設置させていただくことにしました。
そして、チャームアスリープ同様に、当場生産馬としてたくさんのファンの方々に愛されたのがユキノビジンです。
彼女は地方からデビューして、中央転厩後は牝馬クラシックの桜花賞とオークスでいずれも2着し、さらにはG3クイーンSを勝つなど当時の3歳牝馬路線を盛り上げた一頭でした。
当場に里帰りしてからも、多くの方々からファンレターや彼女の好物であるリンゴが送られてくるなど、引退後もファンの方々に愛されながら余生を過ごしていました。
残念ながら、2016年に老衰でこの世を去りましたが、26歳という年齢を考えれば大往生と言えるかもしれません。
現在、当場の代表産駒はG1馬ローレルゲレイロということになりますが、それまではこのユキノビジンが代表産駒でした。
そのため、今回チャームアスリープの馬碑を設置するにあたって、当場の功労馬であるユキノビジンの馬碑も設置させていただくことにしました。
ちなみに、この優駿メモリアルパーク内にはオグリキャップの馬像や馬碑もあります。
そのほかにも、地方競馬の女傑として伝説的な活躍を見せたロジータの馬碑などもあります。
新冠町を訪れる機会があれば、是非この優駿メモリアルパークにもお立ち寄りください。
なお、この施設は優駿スタリオンステーションに隣接していることもあり、見学には注意事項があります。
詳細は競走馬のふるさと案内所の紹介ページに掲載されているので、そちらをご参照ください。