もくしっ仔ノースブリッジ、新馬戦を制す!
9月27日の中京第5R新馬戦(芝2000)に、当場生産馬でpacalla企画の「もくしでつなぐプロジェクト」に参加したノースブリッジ号が出走しました。
モーリス×シーザリオの超良血馬ルペルカーリアが出走するなど、良血馬たちが出走するこのレースで、ノースブリッジは3番人気でした。
中間の調教でも調子が良さそうでしたが、中山芝1600で除外されてのこのレースだったので、出走前は「距離が少し長いかも…」と感じていました。
ただ、武豊騎手を鞍上に迎えてこのレースで好スタートを決めたノースブリッジは、先頭の位置でレースを引っ張ります。
道中、行きたがるなど幼い面を見せていましたが、最終コーナーを回るあたりではうまく折り合って気合が入っていました。
最後の直線でも先頭だったノースブリッジは他馬に並ばれそうになりますが、そこからさらにもう一伸びして、最後は2着馬に1馬身1/2差をつけて見事に逃げ切り勝ちを収めました。
次走に向けて気性面の課題などはありますが、今日は勝ち切ったことが大きいと思います。
そして、この馬は当場が「もくしでつなぐプロジェクト」に参加した第1号の馬です。
生まれた当初のノースブリッジ(アメージングムーンの2018)は、あどけない可愛らしい当歳馬でした。
作り手さんの願い通りに元気に成長したアメージングムーンの2018は、翌年の1歳時には好馬体を評価されてセレクションセールに合格。
セールでは大変多くの方々にその馬体を褒めていただき、また競ってくださって、結果として当セール上場のモーリス産駒としては最高価格タイの評価で現在の馬主様に落札していただきました。
その後、ノースブリッジと名付けられた本馬は育成場やトレセンで鍛えられて、見事新馬戦を勝つまでに成長してくれました。
もくしを作ってくださった方へ
この夏に入厩して、まだデビューするには至らないと、一度は放牧に出されたノースブリッジ。
その放牧を経て再入厩してからは、新馬戦を迎えるまで幼さを見せながらも日々の調教を積んできました。
そして、本番の新馬戦では作り手さんの願い通りに最後までがんばって、最後は2着馬以下を抑えて優勝してくれました。
想いのこもったもくしを付けさせていただいてから2年が経過して、競走馬としてデビューしたわけですが、作り手さんにとってはこの2年は長かったでしょうか?それとも早く感じたでしょうか?
新馬戦勝ちしたノースブリッジには、次はまた新たなステージでのレースが待っています。
どうかこれからも彼のことを温かく見守ってあげてください。
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