登録検査終了!
今回は、8月5日に行われた当歳馬の血統登録検査について触れてみたいと思います。
サラブレッドとして競馬に出走するためには、サラブレッドである証明を受け、そして登録されなければなりません。現在では、日本を含め世界各国で英国の形式が踏襲され、血統登録が行われています。日本では(財)ジャパンスタッドブックがその業務を実施しています。
検査当日は、3名の方が来場され、検査を実施していただきました。
実施する検査は、主に馬の個体識別と親子鑑定検査です。
個体識別検査は、以前は性別、毛色、頭部や下肢部の白斑、そして旋毛(つむじ)などによって行われていましたが、2007年産まれの馬からマイクロチップが併用されるようになりました。マイクロチップ検査の導入により、個体識別は簡便かつ確実となったため、2009年産まれの馬からは、当歳時と1歳時に2回実施されていた個体識別検査が、当歳時の1回だけに変更となります。
血統、すなわち親子鑑定検査は、以前は血液型検査によって実施されていましたが、2003年から導入されたDNA型検査によって、その精度は99.9%を超えるようになりました。現在は、検査員がタテガミを抜いて持ち帰り、サンプルとして検査を実施しています。