有蹄類の見分け方

2018/02/23

カテゴリ:馬のはなし / 色々なはなし / Pacallaオリジナル

有蹄類とは

“有蹄類(ゆうているい)”という言葉を聞いたことはあるだろうか。
漢字が示す通り、有蹄類とは蹄(ひづめ)をもつ動物たちのことである。


この有蹄類は、”奇蹄目(きていもく)”と”偶蹄目(ぐうていもく)”に分けられる。
奇蹄目代表はウマであり、偶蹄目代表はウシだ。

有蹄類というカテゴリこそ同じだが、奇蹄目と偶蹄目は全く異なる動物である。
そのため、奇蹄目と偶蹄目は4つのポイントで簡単に見分けることができる。
今回はこの4つのポイントを紹介していこう。
ウマの仲間かウシの仲間かを見分けられると、牧場や動物園を更に楽しめるだろう。

 

 

奇蹄目と偶蹄目の4つの見分けるポイント

1.蹄

足の指の数、つまり蹄の数が違う。
ウマとウシで比較してみよう。

▲奇蹄目の仲間であるウマの蹄は1つだ

▲偶蹄目の仲間であるウシの蹄は2つだ

奇蹄目の蹄の数は1か3であり、奇数だ。
“奇蹄目”という名前は、蹄の数が奇数であることに由来する。
一方、偶蹄目の蹄の数は2か4であり、偶数だ。
“偶蹄目”という名前は、蹄の数が偶数であることに由来する。
このように、奇蹄目と偶蹄目は蹄の数が違う。

 

2.耳

耳の付き方が違う。
ウマとウシで比較してみよう。

▲耳の付き方は地面と垂直、つまり上向きだ

▲耳の付き方は地面と平行、つまり横向きだ

奇蹄目の耳は地面と垂直、つまり上向きの傾向がある。
一方で、偶蹄目の耳は地面と平行、つまり横向きの傾向がある。

動物は例外が非常に多いため、一概に違うともいえないが、
ほとんどの場合、このように奇蹄目と偶蹄目では耳の付き方が違う。

 

3.反芻行動

反芻行動の有無が違う。
反芻とは、一度飲み込んだ食物を胃の中から再び口の中に戻して
もう一度細かくよく噛むことである。

▲おそらく反芻中の牛たち

奇蹄目は反芻を行わないが、偶蹄目は反芻を行うものがいる。
つまり、近くに餌箱もないのにモゴモゴと口を動かしている動物がいたら
それは奇蹄目ではなく、反芻を行う偶蹄目である。

 

4.歯

上顎の歯の数が違う。
偶蹄目である反芻動物には上顎に歯がない。
一方、奇蹄目は上顎にも歯をもつ。

▲奇蹄目のウマは上顎に歯がある

つまり、上顎に歯がなければそれは反芻動物であり、偶蹄目である。

これは余談だが、ウマのオスは上下計4本の犬歯をもつ。
メスは犬歯をもたない。
そのため、ウマは犬歯の有無でも性別を判別することができる。

 

まとめ

奇蹄目と偶蹄目を見分ける4つのポイント、蹄・耳・反芻行動・歯を紹介した。
これら4つのポイントをおさえれば、ウマの仲間とウシの仲間を瞬時に見分けることができるだろう。

動物を見分けられるようになると、牧場や動物園を更に楽しめるだろう。
「キリンとバク、ウマの仲間はどっちでしょう?」というように、会話の幅を広げるもよし。
観察して、その違いを実感してみるもよし。
じっくり観察することで、動物たちの新たな一面が見えてくるかもしれない。
週末、牧場や動物園に足を運んでみては?

 

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