なぜ草だけで生きれるのか?!

2019/04/07

カテゴリ:馬のはなし / 色々なはなし

栄養素には三大栄養素というものがあるのはご存知でしょうか?

一度くらいは耳にしたことはあると思います。

 

三大栄養素とは「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の三つの栄養素のことです。

 

「炭水化物」は馬の一番のエネルギーになるもので人間で言えば「ごはん(米)」です。運動する際のエネルギーとして使われるので重要な栄養素です。ちなみに人間の脳は炭水化物しかエネルギーとして使われないので朝食を抜くと頭が働かないのはそのためです。

 

「タンパク質」は筋肉を作るのに重要な栄養素です。良質な筋肉を作るにはこれが不可欠です。人間でいう「おかず(肉・魚)」です。

 

「脂質」は炭水化物ほどすぐにエネルギーにはなりませんが一日のエネルギーを満たすには少量で高カロリーが摂取できる効率がいい栄養素です。また細胞の膜は脂質でできているのでこれもなくてはならない栄養素です。

 

簡単ですが三大栄養素についてはわかりましたでしょうか?ご存知の方も多かったと思います。

 

現在の馬は人に飼われているので様々な餌を食べています。しかし、本来馬は草食動物で草しか食べていなかったはずです。

どうして草だけで生きていけるのか?人と何が違うのか?というのが不思議でした。

 

調べてみると馬には植物の細胞壁を壊すことができる微生物を腸の中に飼っているそうです。この微生物が食べた草の細胞壁を壊し分解することでその栄養素を吸収しています。

人にはこの細胞壁を壊すことができないのでいろいろな食物から栄養を摂取しています。

 

このように馬は草だけでも生きていくことはできますが一日中食べる必要があります。競走馬の育成は効率よく栄養を摂取させる必要があるので配合飼料などを使うことが一般的になっています。

より簡単に必要な栄養素を摂取できるようになってきましたがそれに頼るだけでなく自分でもしっかりを栄養素のことを理解していくことが大切だと思います。

 

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